- Amazon.co.jp ・電子書籍 (107ページ)
感想・レビュー・書評
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大和言葉はかくも美しいものだったかと実感させてくれる作品。随所に見られる古典と日本語に対する造詣の深さにもいちいち唸らざるをえない。書き手が教養に溢れていると、レビューを書くのもなんだか憚られるわ……。
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えーと…写経千冊を終えた藤原南家郎女が突如神隠しに遭って、郎女の魂を呼び戻そうと儀式を行ったら郎女さまじゃなくて大津皇子の魂が戻って生き返っちゃって…郎女さまは神隠しとかじゃなくてちゃんと生きてて…大津皇子の思い人であった耳面刀自と郎女さまがそっくりで…
蘇った死者と信心深いお嬢さんのピュアラブストーリー。
美しくて…光が美しくて…特に言うことはないよ…
私も悟りたい
あっ大伴家持が出てくる場面がどういう効果を生み出してるのかよくわからなかったから誰か教えて! -
読み終わるのに半月・・・ orz しかもよく分からず・・・
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一読では構造の理解が難しかったのでそのうち再読予定。春の野行きの場面などはおっとりした描写が風雅で心地よい。
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万葉集の中でも特に好きな大来皇女の歌が下敷きになっている、というだけで惹かれてしまう。関西出身の妻の実家を訪ねて二上山を初めて目の当たりにしたときは感動したなあ。子どもの頃から日常的にあれを見て育ったなんて、なんてうらやましいんだと思った。
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当麻寺の中将姫伝説を下敷きにして、そこに大津皇子の悲劇なんからを加えた、一種の幻想小説といった趣き。日本文学の傑作のひとつとされることも多いけど、後半ちょっと入って来なかったかな。前半まではとても面白かったのだけど。たぶん、まだ読み方が浅いってことなんだろう。
でも、漫画の原作として扱ったら、すごく面白いのができそう。例えば近藤ようこなら雰囲気的に間違いない。大津皇子の想う耳面刀自と中将姫の関係をもっと掘り下げてくるだろう。あとは、山岸凉子がやってもいい。その場合は、たぶん伝奇ものになりそう。いろんな漫画家のいろんな死者の書が作れそうでいいな。 -
言葉の後ろに透けて見える知識の海が怖いくらい深く。
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