唖娘スバー [Kindle]

  • 2012年9月13日発売
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感想・レビュー・書評

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  • ノーベル文学賞受賞のタゴールの文章を読んでみたかった。タゴールは詩が有名だそうだが、青空文庫におさめられていた本書は小説である。
    短編なので、本書をもってタゴールの凄さはイマイチ分からない。
    しかし、小説の主人公が、言葉を話せない少女であることには驚いた。主人公に心情を語らせることができないからだ。
    ピカソは青の時代に、盲目の人を描いた。それは、絵が成立するというのはどういうことかを自身に問うた挑戦だったという。
    また、青は盲目の人がかろうじて見える色だそうで、絵の可能性を追求するがゆえの青の時代であった。
    本書も同じことが言えるのではないか。
    タゴールは文学が成立するとはどういうことかを自身に問うていたのかもしれない。

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著者プロフィール

ラビンドラナート・タゴール(ロビンドロナト・タクル、1861~1941)はインドとバングラデシュの国民詩人。近代ベンガル語の韻文・散文を確立、詩・小説・劇・評論・旅行記・書簡など、あらゆる分野に傑作を残した。両国の国歌を含む3000曲あまりの歌曲の作詞作曲者、優れた画家としても知られる。1913年、詩集『ギーターンジャリ』(英語版)によって、ヨーロッパ人以外で最初のノーベル文学賞受賞者となった。岡倉天心・横山大観等と交流があり、日本にも5度訪れている。自然の下での全人教育を目指して彼がシャンティニケトンに設立した学び舎は、現在、国立ビッショ=バロティ大学(タゴール国際大学)に発展している。

「2022年 『少年時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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