- 新潮社 (2011年9月9日発売)
本棚登録 : 131人
感想 : 7件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・電子書籍 (148ページ)
みんなの感想まとめ
“死者のように生きる”という独特なテーマを持つ物語が展開されます。主人公の21歳の女性、佐倉葉子は、留守の家を転々としながら「ヒル」としての生活を送っています。彼女の前に現れるのは、死んだはずの同級生...
感想・レビュー・書評
-
こんな人たちが本当にいたらと思うと、ちょっとゾッとする
【主人公】無職の21歳女性
【概 容】留守の家を転々として暮らしている女性とそれを取り巻く人たちとの物語
【文字の量】少なめ ●〇〇〇〇 多め
【コマ割り】少なめ 〇●〇〇〇 多め
【非日常性】薄め 〇〇〇●〇 濃いめ
【目の描写】薄め 〇〇●〇〇 濃いめ
【このマンガ好きな人にオススメのマンガ】
・この世は戦う価値がある
こだまはつみ先生
・東京闇虫 本田優貴先生
・ホムンクルス 山本英夫先生
・ギャングース 肥谷圭介先生
・住みにごり たかたけし先生詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
21歳の佐倉葉子は、家出を機に死んだ人間として扱われ、住人が留守のマンションやアパートを転々と“寄生”する生活を送っています。
その姿は「ヒル」と呼ばれ、世間からは消されるように存在を潜めています。
ある日、彼女の前に現れたのは、なんと死んだはずの同級生・月沼マコト。マコトによれば彼女は知らずに“ヒル”になっており、“ヒル”として生きるルールに導かれていきます――しかし、その生活は決して安全ではなかった。
“存在を消す”“死者のように生きる”というホラーテイストとリアルさが絶妙に交差していて、読み進めるうちにゾワゾワと引き込まれていきます。部屋の中に“寄生”しながら他人の痕跡を辿る描写には、妙な生理的嫌悪と興味が混じる感覚があります。
葉子とマコトの関係は、単なる“幽霊との再会”ではなく、社会からドロップアウトした者同士の共鳴とでも言うべきもので、そこで語られる“ヒル”のルールや心理描写が深く胸に刺さりました。また、展開が不穏でありながら決してグロくはなく、“静かな恐怖”を感じる構成がうまく機能しています。
絵柄も丁寧で読みやすく、ダークなテーマにも関わらずペース良く一気読みできるクオリティ。自らを死者として“生きる”葉子の葛藤は、現代社会に溶け込めない者たちへの強いメッセージとも感じられます。
-
前から読もうとおもってたやつ。出だしはまぁまぁかな
-
ピッコマにて。
設定や視点が面白い。ヒルって虫の?
今井大輔の作品
