レ・ミゼラブル 06 第三部 マリユス [Kindle]

  • 2012年9月13日発売
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  • 記録

  • 章が変わるごとに、これまでとまったく関係のない人物の人生を深堀りし、退屈になってしまうが、あるところから唐突に、ジャンバルジャンとの関係が発生し、物語に引き込まれる。章を追うごとにその衝撃は強まっているが、この後の章の衝撃は、そして結末は…と楽しみになってきた。
    今回は、ジャベル登場時に一番衝撃を受けた。

  • 記憶が怪しすぎて前回読んだ記憶がすべて飛んでいたが、そのおかげで楽しめましたともいえる。偶然が重なるドッキリな展開を繰り広げる部分は白々しくて先が読めないわけではなかったが、それでも充分楽しめた。

  • マリユスの思想の変化を理解するには、歴史的背景を知らないと難しいと思った。だから私にはさっぱり。ゴルボー屋敷での事件は、能弁なジョンドレッドと冷静なルブラン氏の駆け引きがおもしろかった。

  • 青年マリユスの生い立ちや苦難が詳しく知れた。
    子を思う親の気持ちは清らかだが、それが子に伝わるかは分からないし、何がその子のためになるのかは親が決められないのだと思った。
    そして遅めの初恋の危うさにヒヤヒヤさせられた。私の感想にぴったりの一文があったので引用したい。‬
    ‪「まったく恋のためにぼけてしまった。」‬

    そして娘のためなら何でもやってのけるジャンヴァルジャンに涙が出そうになった。

  • 同時代のパリが舞台の映画「天井桟敷の人々」が脳裏にちらつく。

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著者プロフィール

1802年-1885年。フランス・ロマン主義を代表する詩人・小説家・戯曲家。10代の若さで詩人として国王ルイ18世に認められるなど、早くから頭角をあらわす。すぐに戯曲や小説を発表するようになり、1831年に『ノートル=ダム・ド・パリ』、1862年にフランス文学界の頂点といわれる『レ・ミゼラブル』を発表して、不動の名声を獲得。政界にも進出したが、激動の時代により亡命生活も経験している。

「2022年 『ノートル=ダム・ド・パリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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