トロッコ [Kindle]

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  • 2012年9月13日発売
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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (7ページ)

感想・レビュー・書評

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  • ‪中学生ぶりです。最後の文、大人の世界に踏み入れた良平が26歳になった時に幼い頃の自分を思い出したという説明。出版社で働いている彼は凄く不安なんでしょうね。不安で辛くて、それでも走り続けないといけない、当時の自分と大人の自分を重ねているのかな。‬

  • 昔から私は「トロッコ」そのものと言葉の響きに、なぜか心がときめいてしまいます。この話は、そんなトロッコへの憧れから始まりますが、肝はそこではなく、8歳の少年が薄暗い藪や坂のある線路を歩いて戻って来なくちゃいけなくなった事件です。土工達、大人にとっては他愛もない事ですが、子供にとっては大冒険です。ただ冒険を楽しむことができなかったのは不幸な事かもしれません。
     
    でもわかります。少年時代、ついつい知らない遠くまで遊びに行ってしまい、気がつけばもう薄暗い、本当に帰れるかと本気で思った記憶があります。その思い出を、生きにくい大人社会とダブらせているのが斬新だなーと思います。とは言え、まんざら賛同できない訳でもないと思えるのが、この作品の魅力かもしれません。

  • 良平が無我夢中で走って帰る時のスピード感が良かった。印象深かったのは村に着いてから聴衆に声をかけられても無我夢中で走り続けたという描写。この描写が良平の必死さをよく表し、物語全体の緊張感を高めていると感じた。良平が意外と呆気なく村に帰ったことから、それほど遠くまで行っていなかったと予想され、自分の知っている事から少しでも外れた時の幼少期の不安を描いているのではないかと思った。さらに一般化して、未知の事柄に挑戦する難しさや不安を描いていると読むこともできると思った。

  • 国語の教科書で読んだ気がしないでもないけど、うろ覚えだったのでちゃんと読んでみた。
    遅い時間に少年が走って帰ってほっとしたあまり泣き出してしまうところが良いなぁ

  • ドキドキした

  • 短編なのでさくっと読める。

  • 幼い頃に見たこと知ったこと感動したこと、年月が経ちふと蘇る記憶は、人生の在り方をひしひしと痛感しつつあるのだろう。

  • 久々に再読!

  • これ、Kindleで、青空文庫の無償版があったので、読みました。

    芸人で読書家であり作家の又吉直樹さんが、テレビ番組で紹介してたので読みました。

    時々こういうスタンダードな話も読もうかな。

  • 芥川龍之介の短編。
    いわゆる青春の苦い思い出、それ程劇的な何かがあった訳ではないけども、皆が内に持っている瑕、というのでしょうか。
    普段接する芥川のおどろおどろしい感じの作品ではありませんが、人間の内面を抉る『意外にも芥川らしい作品』(?)といった感じの作品でした。

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