月夜のでんしんばしら [Kindle]

著者 :
  • 2012年9月13日発売
3.60
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (12ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 月の役割はなんだろう?
    というテーマで扱われていた作品の中のひとつ。雨月読んでたわたしにとってはこんな課題へのかっぱですわwwとかってなめてたら、月がもし人間だったら?とかいう課題もあって大変な思いをしました。しらんがな。
    宮沢賢治にとっての月というモチーフがどんな意味を持っていたのかということももっと調べられたらよかったんだが時間がなかった。オツベルと象とかにも出てくるよね。

    テンポがよくて、色合いも幻想的な素敵なお話です。でも、鉛色の月ってなんやろう…

  • どっててどっててどっててどー

  • 宮沢賢治らしい 幻想的な ストーリー。
    月夜には こんなことがおこって・・・
    いるという空想力がかきたてられる。

    月夜の描写が すぐれている・・・
    月の光が うろこ雲のはらわたまでもしみとおる。
    そして 星が ぴかりぴかり・・・
    その情景が浮かぶようだ。
    そんな月夜に・・・恭一は 
    でんしんぼうが 軍隊のように行進しているのをみてしまう。
    ラッパさえ鳴らしているのだ。
    疲れ果てた電信棒が 足先が腐りだしたと訴えている。
    遅れるぞ と叱られたりする。

    軍隊を ひそかに 批判しているのだろう。

    電気総長のお爺さんが 恭一と握手したりする。

    汽車が とうろうとすると 電信棒は 行進をやめる。
    汽車がとうりすぎると 客車は真っ暗だった・・・
    お爺さんが 汽車の中に ウサギのように もぐり・・・
    電灯をつけると
    小さな子は 「あかるくなつた、わあい。」とよろこぶ・・・

    『月はまたうろこ雲のなかにはひりました。』
    と 終わりを迎える・・・

    月が 電信柱を 行進させているようだ。
    昼間は まったく 変化もない 電信棒が・・・
    夜になると 行進をし始める。
    月夜には 何かが起こっている。
    物語 とは こうやって ストリー となる。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1896年、岩手県花巻生まれ。中学時代から山野を歩く。1921年から5年間、花巻農学校教諭。後に羅須地人協会を設立し農民の生活向上をめざす。晩年は肺結核が悪化、最後の5年は病床で作品の創作や改稿を行った。

「2021年 『農民芸術概論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮沢賢治の作品

ツイートする
×