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感想・レビュー・書評
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「ドッテテ ドッテテ ドッテテドー」と朗読の人がいきなり歌い出したのでビックリしたが、宮澤賢治が作曲もしているようだ。印象はその歌「でんしんばしらの軍歌」に尽きる。
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月の役割はなんだろう?
というテーマで扱われていた作品の中のひとつ。雨月読んでたわたしにとってはこんな課題へのかっぱですわwwとかってなめてたら、月がもし人間だったら?とかいう課題もあって大変な思いをしました。しらんがな。
宮沢賢治にとっての月というモチーフがどんな意味を持っていたのかということももっと調べられたらよかったんだが時間がなかった。オツベルと象とかにも出てくるよね。
テンポがよくて、色合いも幻想的な素敵なお話です。でも、鉛色の月ってなんやろう… -
どっててどっててどっててどー
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宮沢賢治らしい 幻想的な ストーリー。
月夜には こんなことがおこって・・・
いるという空想力がかきたてられる。
月夜の描写が すぐれている・・・
月の光が うろこ雲のはらわたまでもしみとおる。
そして 星が ぴかりぴかり・・・
その情景が浮かぶようだ。
そんな月夜に・・・恭一は
でんしんぼうが 軍隊のように行進しているのをみてしまう。
ラッパさえ鳴らしているのだ。
疲れ果てた電信棒が 足先が腐りだしたと訴えている。
遅れるぞ と叱られたりする。
軍隊を ひそかに 批判しているのだろう。
電気総長のお爺さんが 恭一と握手したりする。
汽車が とうろうとすると 電信棒は 行進をやめる。
汽車がとうりすぎると 客車は真っ暗だった・・・
お爺さんが 汽車の中に ウサギのように もぐり・・・
電灯をつけると
小さな子は 「あかるくなつた、わあい。」とよろこぶ・・・
『月はまたうろこ雲のなかにはひりました。』
と 終わりを迎える・・・
月が 電信柱を 行進させているようだ。
昼間は まったく 変化もない 電信棒が・・・
夜になると 行進をし始める。
月夜には 何かが起こっている。
物語 とは こうやって ストリー となる。
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