智恵子抄 [Kindle]

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  • 2012年9月13日発売
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  • 好きな詩をメモしておきます。数年後に読み返したらどう変わるでしょうか。
    ・郊外の人に
    ・深夜の雪
    ・人に
    ・あどけない空

    レモン哀歌はやはり群を抜いて秀逸に思えます。

    智恵子への苦しいくらいの愛情を感じる一冊です。

  • 早瀬耕「彼女の知らない空」つながりで。二年ぶりの再読。智恵子は東京には空が無いといふ(「あどけない話」)、のあたりが引用されていたので、触発されて。やはり、レモンをかじったときにトパアズ色の香気が立った描写、智恵子の死後に智恵子の漬けた梅酒を、しづかにしづかに味わうシーンが印象に残る。そしてまっすぐな愛情表現も。以下抜粋/私はあなたの愛に値しないと思うけれど、あなたの愛は一切を無視して私をつつむ/智恵子は見えないものを見、聞こえないものを聞く/をんなが附属品をだんだん棄てるとどうしてこんなにきれいになるのか/僕にとってあなたは新奇の無尽蔵だ/わがこころはいま大風の如く君にむかへり/

  • 1. 前回妻に贈った詩はもう10年以上も前になることに気づき反省した。

    2. 生涯の伴侶である最良の妻と出会え、共に楽しく暮らせていることに深く感謝した。

    3. 愛しい妻への感謝と愛情ををきちんと行動で示し続けようと思った。

  • 奥様に向けられたあたたかく静かで、そして確かな愛情を感じました…
    どんな姿になっても最後まで愛していた。そしてその後も。
    あまりに切なく、純粋で美しいその思いの数々に後半は読み進めるのが辛かったほどでした。
    大切な人がいる人に、ぜひ読んでほしい一冊。

  • テスト

  • これは本で欲しいです。

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著者プロフィール

詩:詩人・彫刻家。高村光雲の長男。東京美術学校卒業後、欧米に留学してロダンに傾倒。帰国後、「スバル」同人。耽美的な詩風から理想主義的・人道主義的な詩風へと転じる。代表作:「道程」「智恵子抄」「典型」「ロダンの言葉」等。


「2013年 『女声合唱とピアノのための 組曲 智恵子抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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