がちゃがちゃ [Kindle]

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  • 2012年9月13日発売
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感想・レビュー・書評

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  • コオロギ、鈴虫、オケラ、スイッチョたちが月夜に合奏会をはじめた。
    静かな夜に美しい音色が響き渡るなか、仲間外れにイジけたクツワムシの邪魔がはいる。

    がちゃがちゃ鳴らす音も使いようによっては、うまく調和がとれたでしょうに、がちゃがちゃにされてしまった。

    夢野久作らしい最後のオチ。

  • 夢野久作の作品で『がちゃがちゃ』となると、私の場合その物々しい擬音だけで「どんなおぞましいお話なんだ・・・」と身構えてしまいましたが、実にホッとする轡虫の自業自得のお話でした。この顔の夢野久作も嫌いではない、です。

  • 秋の虫たちが演奏会をしていると、仲間はずれにされた轡虫が「がちゃがちゃ」と鳴いてめちゃくちゃにしてしまう。

    得意になってまだ鳴いていると、人間に捕まえられてしまいましたとさ。と言う話。

    かわいそうな虫ですね。

  • クツワムシは、持って帰るとすごくうるさいと思う。

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著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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