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感想・レビュー・書評
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きくち正太さんの作品のルーツってここから来てるのかなあ。いくつか読んで文章のテンポが好きになって来た。
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美味しんぼだ。だしの取り方の文章も入ってた。
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■書名
書名:日本料理の基礎観念
著者:北大路 魯山人
■概要
明治から昭和にかけて書、篆刻、陶芸、漆芸、画、食など多岐にわ
たり活躍した芸術家、北大路魯山人による随筆。初出は「星岡」
[星岡窯研究所、1933(昭和8)年]。料理人相手の講演。日本料
理に対する心構えを説く。姿勢、材料の選定、勘の鍛錬、持ち味を
殺さぬ大切さ、出汁、味の素、新鮮な野菜、新鮮に保つコツ、魚や
鳥肉の扱い、食器、などなど。
(From amazon)
■感想
日本料理以外をバカにしすぎ。
日本料理以外の全てを知って、こういう発言しているのかな?
この本だけ読んだら、現存してたら、視野が狭い老害にしか思えない。
内容も抽象的すぎる。
良いこと言っていると思うのですが、料理以外も、基本的同じでは?
と思う事も多々あります。
■気になった点
・料理とは食というものの理を料るという文字を書きますが、そこ
に深い意味があるように思います。
・真に美味しい料理はどうも付焼刃では出来ません。隣りの奥さん
がやられるからちょっとやってみようか、ではだめであります。
心から好きで、味の分る舌を持たなくては、よい料理は出来ない
のであります。
・自分の料理を他人に無理強いしてはなりません。相手をよく考慮
して、あたかも医者が患者を診断して投薬するごとく、料理も相
手に適するものでなくてはなりません。そこに苦心が要るのです。
医者が患者の容態が判るように、料理をする者は、相手の嗜好を
見分け、老若男女いずれにも、その要求が叶うようでなくてはな
りません。
・もともと美味いものは、どうしても材料によるので、材料が悪け
れば、どんな腕のある料理人だって、どうすることも出来ませ
・実際、料理といいますのは、好きでつくるというのでなくてはな
りません。それが趣味であります。ただ知って美味くつくるとい
う知識だけではなく、温かい愛情で楽しみながらやるという気持
であります。だから、食器のことなども心がけることによって、
美術の趣味を深くすることができます。