五重塔 [Kindle]

著者 :
  • 2012年9月14日発売
3.90
  • (8)
  • (12)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 91
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (89ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • なんだか講談師みたいな小気味良い文調で楽しい。最初はクレージーなくらい気弱なのっそりが、最後は嵐を目の前にした五重塔に対し自身満々になる。仕事を通して精神の成長が見えてよかった。しかし、嵐の描写は凄いなあ。

著者プロフィール

1867年(慶応3年)~1947年(昭和22年)。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。東京府立第一中学校(現・日比谷高校)、東京英学校(現・青山学院大学)を中途退学。のちに逓信省の電信修義学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、「風流仏」「五重塔」などで小説家としての地位を確立、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。漢文学、日本古典に通じ、多くの随筆や史伝、古典研究を残す。京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与される。37年、第一回文化勲章を受章。

「2019年 『珍饌会 露伴の食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

幸田露伴の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×