濹東綺譚 [Kindle]

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  • 2012年9月14日発売
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (66ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 多分大昔に読んだんだろうな、覚えてないけど。
    短い小説ですが技巧的と言いますか、仕掛けが面白く読書の中で空間の往き来を感じることができます。
    ただ、若干古き良き何とか、、、といった感も否定はできず、万人受けするものでは必ずしもないのかなと思う次第。

  • 小説家が、ご近所の喧騒から逃げ出す東京の町歩き。それでも有名作家になってしまって、いつ面倒な人々に出会うかもしれず、表通りを避けて裏通りを歩く。そんな中で出会った粋なオネエサンとの短い交流を描いている。
    この小説家は永井荷風自身なのか?とも思えてくる。

    学生時代に一度読んだことがあるが、ちっとも面白いと思えなかった。
    今読むと、なかなか粋な作品だなぁ。と思う。

  • 実際に読んだのは昭和二十五年の六興社版

  • 感傷的で勝手な、わりと鼻持ちならないおじさんの語り。最初からそう思っていればそういうものですかねえくらいのスタンスでおもしろく聞ける。自分以外の人間を、近しい距離にあってすらまるで風物のように見ていて、無責任な分だけその視点からの女性の描かれ方は魅力的。

  • 美しい文章。入れ子構造。好みの小説でした。

  • 「濹東綺譚」(永井荷風)を読んだ。悲しいことに、この名作の素晴らしさを伝える術を私は持ち合わせていない。とにかく何度読んでもうち震える自分がいるのである。

  • 昭和のはじめの川向こう。街並みや人々の営みや風俗や話し言葉がとても興味深くおもしろく、知らない言葉や言い回しもたくさん出てきておもしろい。リズミカルな文章なので一見読みにくそうだけど全然そんなことないのがすごい。こういうの名文っていうんだとしみじみと実感。

  • 昭和初期の、東京の下町、特に墨田区あたりの情景をありありと目の前にみせてくれるような一品。老境にさしかかった作家と、ふと傘にいれたことから縁ができた芸伎とのやりとりや気持ちの行き来が描かれる。

  • 過ぎ去った日々への眼差しが小説になるのは、今の時代にはあまり無い気がする。

    極私的な感情を表す情景描写。

    懐かしさと愛おしさ。

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著者プロフィール

一八七九(明治一二)年東京生まれ。高商付属外国語学校清語科中退。一九〇三年より〇八年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。一〇年、慶應義塾大学教授となり『三田文学』を創刊。五二年、文化勲章受章。五九(昭和三四)年没。主な作品に『腕くらべ』『つゆのあとさき』のほか、一九一七年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある。

「2018年 『麻布襍記 附・自選荷風百句』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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