- Amazon.co.jp ・電子書籍 (240ページ)
感想・レビュー・書評
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ホラーともミステリーとも言える作品。
視点人物たる著者と同名の作家,道尾は,たまたま訪れた福島・白峠村の小さな温泉旅館で不思議な体験をする。それはこの近所で少し前に立て続けに起こった4人の少年の神隠し事件と関係がありそうだ。1人目の少年だけは死体が頭部のみ発見されているらしい。宿の近くで,道尾はその頭部が発見された白早川のほとりで誰もいないはずなのに奇妙な声が聞こえた。何を言っているのかわからない,呪文のような言葉。そして一種異様な雰囲気も感じた。その呪文のような言葉が頭から離れなくなってしまった道尾は,逃げるように東京に戻り,古い友人である真備庄介を訪ねる。真備は霊現象探求所という事務所を開いておりちょっとした有名人らしい。そこで白峠村の相談をし,興味を持った真備と事務所で事務員をしている女性・北見と3人で再び白峠村に向かい調査をすることになる。というお話。
真備はそんな名前の事務所を構えておきながら,例に対して信じるも信じないもないというスタンスで,本当の例現象に出会いたいと考えている人物。ちょっと,澤村御影さんの准教授高槻彰良シリーズの高槻とにていると思った。 -
先の展開が全く読めない。
前半に出てきた謎の美女はどう絡んでくるのだろうか?
先が楽しみだ。 -
長い物語ですが次にどうなるかドキドキで面白かったです。
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怖かった
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先に骸の爪を読んでしまったが、違和感なし。これが三人の出会いなのか。ミステリーホラー作家の作中道尾氏のヘタレぶりがなかなかです。へたれなんだから行かなきゃいいのにと思うところに定石通り出向いて巻き込まれます。
ホラーってのは「いくなよ、いくなよ」ってところに出向いて事件に巻き込まれるのがパターンだな。 -
道尾氏の作品を多く読むようになったきっかけの本。大変面白かった。
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86点