人生で本当に大切なこと 壁にぶつかっている君たちへ (幻冬舎新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • どんな成功した人にも浮き沈みの人生がある。浮き沈みがあるからこそ成功がある。基本に忠実、自分に気持ちに忠実が成功のカギだと思った。

  • <感想>
    言わずと知れた世界のホームラン王・王貞治氏と元サッカー日本代表監督の岡田武史氏の対談本。リアルタイムで両氏の活躍を見ていた世代なので、対談の中で語られるエピソードが鮮明に脳裏の浮かぶ。世の中に自己啓発本は多々あるが、これほどの実績を持つ二人の対談は説得力が違う。個人的に岡田武史氏のファンなので一つ一つの言葉が沁みる。辛いときに思い出したい金言集である。

    <アンダーライン>
    ★★★不安から逃げないで向き合っていると、慣れて来るんです。(王)
    ★★★不安や悩みのまったくない人は、人生と真剣に向き合っていない
    ★★★★★失敗することで自分なりの答えの「引き出し」が増えていきます。そういう答えの「引き出し」が少ないとしたら、それは失敗や挫折が足りないんです。(王)
    ★★★右肩上がりに伸びたやつはいない(岡田)
    ★★★大きな「壁」って誰にでもやってくるわけではないし、ある意味チャンスなんですよ。(王)
    ★★★★短所ばかり見ていると「こいつ使えないな」と思ってしまいますが、良いところを見ていると「なんとか使い物になるかな」と考えられるようになる。(岡田)
    ★★★★長所に目を向けていると、身体が自然に動くんでしょうね。逆に短所を気にしていると、判断に迷いが生じるような気がします。(岡田)
    ★★新皮質でキャッチボールはできません。(岡田)
    ★★★★★昔は「ここはパスすべき」「ここはドリブルすべき」といった”べき論”で話をしていました。要は欠点を直そうとしていたんです。(岡田)
    ★★★まわりからはよく、過去に関心がなさすぎると言われます。
    ★★★★プレーする前にミスしたらどうしよう、負けたらどうしようなんて考えるな。そんなこと、負けてから考えろ。ミスしてから考えろ。(岡田)
    ★★★★★忘れっぽいということと、集中力がすごいということは、ちょうどコインの裏表のようなものかもしれませんね。(王)
    ★★★★岡田さんは傲慢だからね、人に頭を下げることがないでしょう?毎日、何か頭を下げるものをつくりなさい」(岡田)
    ★★★最後に勝てば、悪いことは全部消えてくれる。だから勝たないといけないんです。(岡田)

  • お二方のメッセージは割とオーソドックスな印象。ただある領域を極めた方がたどり着くのは、そういう基本的な決して目新しくはないようなことなのかとも思う。

    一つ、自分とは考え方が違うかなと思ったのは、王氏が、とある地区にワイガヤの少年野球チームと厳しい指導の少年野球チームがあって、後者のチームにいる子供たちが決して辞めない、という後者のスタイルを持ちあげていたこと。自分は最近、前者のワイガヤのスタイルの方がもっと必要という考え。両方のスタイルがあっても良いけど、決して優劣ではない、と思っている。野球は野球道みたいな考え方があるが、それが強いと野球は社会から消滅するような気がしている。

    後、強く共感したのは、岡田氏の何のために生きるのか、のテーマで「例えば家内の笑顔が見たい、子供たちの笑顔が見たい、といったことなんです」と話されたこと。

  • ・リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。

     目標を本気で信じるというのは、信念とか哲学といい換えてもいいと思います。それらを持っているかどうかで、結果は全然違いますね。チームの目標であれば、それを全員が本気で信じられないとだめです。大事なことは、その目標を自分自身が、チームであればメンバー全員が本気で信じて、それに向かって行けるかどうかということなんです。
     
     リーダーにとっていちばん大事なのは、自分が成し遂げたい目標をはっきりと掲げ、まわりがなんといおうが、命を懸けてその実現に突き進むことだと考えています。その目標は他の誰よりも次元が高く、私利私欲とも関係ないものでなければなりません。そういう目標に向かって必死に努力している姿を見て、まわりの人はついてくるんです。

     組織が目標を達成するためには、可能ならば全員が目標を信じている状態が望ましいわけですね。まあ、個々が望んでいることが全く一致することは難しいと思いますので、組織の中で問い前提でしょうけど、だから、売り上げとか、利益とか、結果的に個々の収入か多くなる。という目標が分かりやすいのだと思います。

     一方で、私たちは社会的に重要な仕事をしたい。という欲求がありますよね。多くの人は組織を通じて社会と接しているわけですから、組織が社会的に重要な仕事をしている。という実感が必要なのではないかと思います。そのような実感が得られれば、目標を共有しやすいですよね。

  • *****
    岡田監督の講演録を見て感銘を受けたからamazonでぽちった。
    いい話なんだけど対象が高校生くらいなのでさすがに読み応えがない。
    *****

  • 対談形式なのでとても読みやすくてあっという間です。

    様々な経験をされてきた2人なので、エピソードもリアリティあるのですが、当たり前のことを当たり前に語っている感は否めません。対象をこれからの若者に設定しているからというのはもちろんわかるのですが、逆にそれ以外の人は、例え2人のファンであっても特に得るものは少ないと思います。

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著者プロフィール

王貞治

一九四〇年東京都生まれ。早稲田実業学校から読売巨人軍に入団。七七年に世界記録となる通算七五六号本塁打を放ち、初の国民栄誉賞を受賞。数々の記録を打ち立て、八〇年に現役引退。巨人監督(八四~八八年)を経て、ダイエー、ソフトバンク監督(九五~二〇〇八年)、〇六年にはWBC日本代表監督を務めた。現在は福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長。

「2020年 『野球にときめいて 王貞治、半生を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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