日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日 [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • 終戦間際の玉音放送の準備が進められている横で、陸軍の青年将校たちがクーデターを実行しようとしていたなんて全然知らなかった。昭和天皇が吹き込んだ録音盤が奪われる寸前だったとか。
    いろんなタイミングや歯車で、無事に玉音放送を迎えられて、そして日本は(問題はあったかもしれないが)戦後をこのような形で歩み始めることができたわけで、それが当然のように考えていた。もしあの時の誰かの動きが少しでも違っていたら、何かのタイミングがずれていたら、玉音放送は幻に終わって、鈴木内閣は倒されて軍事政権樹立して、米英は日本がまだ抗戦するつもりでいると考えて本土決戦が始まり、みたいな最悪(最悪っていうのも相対的だが)の事態に陥っていたかもしれないと思うと、あれこれ綱渡り、危機的状況だったんだと思った。戦争終わらせるのもいろんな人の思いがあるから大変だったんだ。。
    しかし、人の名前と役職名(軍の階位?)が次々出てくるので、読みにくかったといえば読みにくかった。。

  • Audible。挫折。注が多いものは聞き辛い。タイトルからして仕方ないが、詳細な話が多く正直ダレる。もちろん、たくさん面白いところ、日本人として知るべきことはある。とはいえ、(紙で読んだが)昭和史の方が面白かった。

  • 2015年晩の映画
    阿南惟幾(陸軍大臣) - 役所広司
    昭和天皇 - 本木雅弘
    鈴木貫太郎(内閣総理大臣) - 山崎努
    迫水久常(内閣書記官長) - 堤真一
    畑中健二(陸軍少佐、軍務課員) - 松坂桃李
    を見てから読んだ。
    なんとも感想の書けない読後感だった。

  • これが書かれたのは終戦直後ではなく、しかも読んでいる今はさらに経過した平成28年。
    それぞれ時代背景が全く違うのだから、本当かなぁ。。と疑いつつも、間違っているとか、おかしいとか簡単には言えない。
    今なら、昭和天皇や陸軍大臣がこれほどキレイに書かれるか、どうだろう、、
    事実は多面的に側面を持っていて、時代背景や社会性の中で、個人個人や個人と社会とのつながりによって決定されていくようなもので、国体などという全体主義の国家観や歴史観の中で、こんな風に行動しちゃうというのは、理解しがたいなぁと思う。
    「わたし的にはぁ・・」今の日本は、現代日本の原点と言われる昭和20年8月15日からあまりに遠く漂流してしまい、この本の登場人物の皆さんには、申し訳ないような切ない気持ちになってしまう。

  • 映画が見たかったけれど体力がなくてあきらめ
    本を借りた
    詳しい史実がわかってよかったな
    終戦の混乱
    よくこの程度でと思う
    でもそこで生きた人は……
    彼らに恥ずかしくない「今」かなあ
    ≪ 混乱を 命の限り 生き抜いて ≫

  • 玉音放送までの24時間のできごとを1時間きざみで区切りながら、追いかけているドキュメントである。

    決定版は1995年の刊行(戦後50年)であるが、オリジナルは1965年(戦後20年)に書かれたものであるので、存命であった人物にはインタビューもしたものであるようである。

    このような書籍は書かれるタイミングというものも大事になるな、と感じた。

著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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