日本のいちばん長い日(決定版) 運命の八月十五日 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • プロローグとエピローグを除けば昭和二十年八月十四日正午から翌日の八月十五日正午までの物語。
    とても読み応えがあります。

    今年は特別に8月10日から15日の間だけ、東京都千代田区の国立公文書館において「終戦の詔書」の原本が公開される。

    この「日本のいちばん長い日」の154ページから155ページにかけて詔書の完成形について記されているが、そのような細かい部分も見れるのは貴重だと思う。
    出来れば見に行きたい。

    「国立公文書館」
    http://www.archives.go.jp/
    平成27年度 第2回企画展「昭和20年 -戦後70年の原点-」

    日本経済新聞「昭和20年、公文書でたどる 国立公文書館の企画展示始まる」
    http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24HBF_V20C15A7CC0000/

    文芸春秋
    http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167483159

  • 20歳という節目の年に、戦後70周年ということで、また、映画化されるということで読んでみた。初代首相から現在の首相まで覚えたから、終戦時の首相は知っていた。
    だが私の周りにはどの程度の人が鈴木貫太郎という人物を知っているのか定かではない。
    きっと少ないだろうと思う。学校の授業ではそこまで深くは勉強しないし( そもそも学校で教わる歴史は受験勉強に必要な歴史でしかないと思う ) 、自分で知ろうと思わなければ知らないことだと思う。
    戦時中を生きた人が居なくなりつつあり、忘れられた記憶になろうとしつつある今だからこそ、リメイクされて映画化される価値があると私は思う。
    鈴木貫太郎と阿南陸相、それから昭和天皇。この3人があの時あの瞬間、揃ったからこそ終戦という決断が生まれたということを知れてよかった。

  • 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

  • 週末は,文字通りKindleが手放せなくなっている。

    で,この週末の読書はこれ。前から読みたかったのを,ようやく読破した。

    8月15日正午までの出来事を,1時間毎に24章にわけ,幾つもの出来事を同時並行して紡ぐ手法に,とにかくのめり込んだ。あの日に何があったのか,誰がどんなことを考えたかは,未だにあの日から始まった日本を生きている人間にとって,知っておくべき事実だと思う。

    以前,長谷川三千子の「神やぶれたまはず」を読んで,8月15日の玉音放送の瞬間,日本全国が文字通り静寂に包まれた一瞬のことに思いを馳せたが,そこに至るまでに24時間をこうして読んで,また感慨が深まった。

    米兵は,己の命を顧みずに戦う日本兵を目にして,心底恐怖したという話は,よく聞く。同時に,この一瞬を境に,その悪魔のような兵士が,一糸乱れず降伏を受け入れたことに,更に恐怖した,という話も聞く。そこに,日本人とは何か,という答えがあるように思う。

  • 一気に読んだ。

  • 終戦に至る一日が事細かにわかりやすく描かれています。哀しい話ですが読めて良かったと思える何かがありました。

  • 終戦を決意し、玉音放送までの文字通り日本のいちばん長い日のノンフィクション。陸軍の若者たちの想い、それを理解した上の陸相の自刃。本当に僅か70年前に同じ日本で起きたことなんだろうか。

  • 8月15日は終戦の日だが、昭和20年の当日、陸軍若手近衛将兵たちが降伏を阻止すべくクーデターをおこしていたことは結構知らない人が多いハズ。宮城事件と言われる。昭和天皇の聖断があってようやく日本は降伏できたのだが、やっとその時がきたのにここまで悪あがきがあったのか、と嘆息するしか無い。ただ、阿南陸相が決して強行一途ではなくて、血気盛んな分からず屋たちを納得させるための行動故の徹底抗戦の主張だったのかといった真実はわかるし、印象を新たにする。

  • やっと読むことができた。色々なことを考えさせられ、改めて認識させられる。日本人なら一度読んでおいたほうがいい。

  •  1945年8月15日正午から行われた玉音放送。そこに至るまでの24時間のドキュメント。関係者への取材を重ねて書かれた初版当時(1965年)は当然多くの関係者が存命だったことから書けなかったこともあったそうで、この「決定版」は1995年にそれを保管して再出版したものだとのこと。

     政府がポツダム宣言の受諾を決め、天皇が直接国民に伝えることにしたが、一部の軍人は降伏を受け入れられない。彼らは「君側の奸を除く」という二・二六事件と同じ思想から宮城の占拠を図り、放送を阻止するためにNHKを襲撃するが、ギリギリのところで阻止される。

     手に汗握る展開で、いかにも映画化されそうな話だが、案の定最初に出版された翌年には映画化されたそうだ。まだ見ていないが、機会があれば見てみたいと思う。

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プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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