Op.ローズダスト(下) (文春文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読了。

    壮絶な展開。
    トンデモ展開な部分も多々見受けられはするが・・・
    (留美の超人っぷりだの、崩壊直前のビルからコブラへの飛び移りだの etc.)

    差し引いても十二分に楽しめるエンタテイメントだった。

    クライマックス、「風船さんへ」のメールを受診したシーンでは思わず目頭が熱く・・・

    ★4つ、8ポイント半。
    2022.07.27.古。

    しかし、主人公よりも並河警部補の方に感情移入してしまうのは・・・歳をとったからかな・・・(苦笑)

  • ガンダム的な哀しさが溢れる作品。。。涙

  • ふむ

  • 上・中・下と、いや〜長かった。
    大傑作「亡国のイージス」に続き、「終戦のローレライ」を読んだときに、とかなり文体がくどくなっていたので、ああ福井晴敏氏もその傾向に行くのかと危惧したが、まさにその通りの過程となっている。
    とにかく国防やらイデオロギーやらを所々でかなりのページを割いて、登場人物の口を借りて語らせるシーンが多いのだが、物語とは大きく関係する話ではなく、あまりに何度も長々と登場するため、読んでいてまたかと辟易する。
    たとえば高村薫の「マークスの山」→「レディ・ジョーカー」や、京極夏彦「姑獲鳥の夏」→「魍魎の匣」で文体がくどくなり、その後もそれが悪化しているのと同じだ。
    「亡国のイージス」→「終戦のローレライ」もその傾向にあったが、それでもローレライはまだ要所要所で鳥肌が立つような名場面があたので許せたが、本作にはそれもほとんど無し。
    Kindleセールで上中下と3巻セットで購入したので最後まで読んだが、正直読まなくても良かったと思える作品。
    「亡国のイージス」は傑作中の傑作だったのにな〜。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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