グイン・サーガ8 クリスタルの陰謀 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • 役者が揃って運命が動き始めた感じ(毎巻こういう描写入ってる気がするけど)。

  • リンダたちの逃避行はノスフェラス並みの海の脅威にかき乱されている一方、レムスが本来の資質を現し出した。子供からいきなり老獪な大人になったような感じで驚いた。
    他方クリスタルではナリスとアムネリスの政略結婚の準備が進む。こちらはこちらで、ナリスの手練手管にウブなアムネリスはイチコロ。
    さて、この後、どうなるのか。

  • 夜読書「グイン・サーガ8 クリスタルの陰謀」
    第1話 漂流船
    第2話 神の住む島

    1話は、明けた次の日。
    グインは行方不明、イシュトバーンたちと生き残り海賊船員
    の決着は以外にも─
    海賊船員たちを従わせ、イシュトバーンは海賊船員達を見捨てて
    先に島を見つけ脱出する予定だったのだが─

    2話は、先に島に渡るはずが海賊船員達も島を知られた。
    イシュトバーン一行は夜のうちに船を出、島に着くのだが
    (ここでイシュトバーンとリンダにちょっとしたシーンあり)
    海賊船員たちも追ってきた。大地震が連続するこの島で
    島頭頂部近くに開いている”なにかいそうな”大穴を
    目指すイシュトバーンたちだったのだが、ついに追手が─

    やはりそうですよねー...!w 
    また、レムスの変わりようがなんかすごくいいね。
    ただその代わり様がナリスの影の表情に似ていると
    リンダが言ってるのが。 まさか後々リンダ/レムス/
    ナリスでパロの王家争いとか無いよね?

    2023.04.21.
    夜読書「グイン・サーガ8 クリスタルの陰謀」
    第3話 クリスタルの陰謀
    呆然自失状態のアストリアスは魔道士ヴァレリウスに囲われる。
    ナリスの女騎士リギアは生きており、アムネリスは完全に恋に狂っていた。
    真意を聞きに訪れたものの前でナリスもアムネリアに恋に落ちたと繰り返す。

    第4話 草原の狼煙
    アムネリスは世界情勢にも興味を失っていた。モンゴールの密偵が
    殺されていたことを知るにもかなり時間がかかった。
    ベック公を助けるためアルゴスにスカールは戻ったがパロからの密使
    により援軍が出せなくなり騎馬の民を率いる事に。苦戦のベック達の
    前にスカール参戦で一気に流れが変わり─

    どこもかしこもきな臭くて大きな争い起こりそうですなあ。
    グイン達、ナリス/アムネリス達、アルゴスのスカール達、
    アストリスの向かう先等、色々と視点が広がってきましたね。
    これは止まらないわw

  • リンダたち一行は不気味な無人島に漂着し、海賊たちからの反撃を受ける。そこに現れたのは、光の船に連れ去られたと思われたグインだった。
    クリスタルでは、アルド・ナリスがアムネリスの心を魅了し、婚礼の準備を進めるが、一方でアストリアスを手駒として取り入れ、さらにはミアイル公子への陰謀を画策する。アムネリスは完全に腑抜けにされており、草原のアルゴスが兵を起こしたことにすら無関心になってしまっていた。
    アルゴスから兵を借りて挙兵したベック公は、リャガでカウロス公国と開戦。一時はカウロス公国が優勢に見えたが、スカールの率いる隊が合流することでリャガはアルゴス軍に帰順することになった。

  •  このシリーズ、タイトルと物語に若干ギャップがあることが多いようで、「クリスタルの陰謀」というタイトルだけど、どちらかというとクリスタル公ナリスよりも、グインたちの冒険の方がメインになっているように思う。まあ、ふたつの物語が同時進行しているのは確かなのだが、何となく力の入れ方に差があるような。

     で、占領されたパロの首都を目指すグイン一行の物語はといえば、よくもまあこれだけ思いつくなとあきれるくらい、危機に次ぐ危機である。そのたびにかろうじて乗り切っていくのだけど、その中で登場人物たちがきちんと成長していく姿が印象的である。恋愛模様のようなものも入ってくるのだけど、そこんところだけはちょっと紋切り型になるように感じられておもしろい。

     タイトルになっているクリスタル公ナリスの方は、まさに陰謀って感じになっていて、それはそれでおもしろい。でも、陰湿な感じがしてどうもすきっとしない。最後は悲しい思いをするんだろうな、と読んでいてはっきりわかるだけに、どんどんつらくなる。目が離せないのは確かだ。

  • ナリスは何考えてるのかな〜?悪い事なんだろうな〜

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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