虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]

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  • 早川書房
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レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (432ページ)

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ面白い。そして考えさせられる。自分の子どもに戦争が及ばないようにするためならその選択も視野に入るな。と、色々と考えてしまう。大好きなクジラたちが軍事用の肉をまとった飛行機やカプセルに成り果てているグロテスクさ、嫌悪と共に妙に惹かれた。

  • [ハーモニー]とはまた違った面白さだった。薬物とカウンセリングにより[痛みを知っているが感じることができない]恐ろしさ。個人情報が徹底的に管理された未来都市。SFとはいえ笑い話では済まされないような、身近に感じる恐怖だった。映画も見たけれど、やはり原作の方が設定や心理への理解が深まる。

  • SFと至る所で書かれてますが、あまりそのように感じなかった。リアルの積み重ねの中にこっそりスパイス的に近未来要素を織り交ぜたよう。将来こんな世界になるんじゃないかと思ってしまう。
    何をするにもデータ化され管理される完全な情報化社会。
    痛いということはわかるのに、痛みを感じない痛覚マスキング。
    便利だけど怖すぎる。

    また近いうちに再読したい。

  • 資本主義を生み出したのは仕事に打ち込むことを良しとするプロテスタンティズム、仕事は宗教

    昨年までは、キャパのリミットに近くても、もらえる仕事は出来るだけもらうようにしてました。自分のスキルアップに繋がると思ったからです。

    今年は、少しスタンスを変えました。勉強する時間が削られるまでは仕事しない、という風に。なので今まで引き取っていた仕事を返したりしてます。

    勉強と言っても仕事の延長上なので、仕事してることには変わらないかもしれません。

  • どこかの賞レースで聞いたタイトルだなと思って古本屋で手に取った一冊。SFでこのタイトル、ウイルス的なものでヒトが("器官"が)"虐殺"的になるパニック系かと思ったら、むしろリアリティがあって哲学を多く含む個人的にはすご好きなタイプの小説だった。ところどころしっかりSFな要素も盛り込みつつ、さらに実際の小ネタ?(カスパーハウザーやヒトラー、ポル・ポトなど)も多く引用されてて面白く読めた。中でも印象深かったのは
    言語は人間の器官の一つ
    どれだけの脳のモジュールが残っていれば意識と呼ぶのか
    自由は選ぶことができること(鳥は飛ぶしか選択肢がない)
    のあたりで、全体を通して著者のSF的な想像力はもちろん哲学と思考の深さに惚れ惚れした。数は少ないけれど他作もぜひ読んでみたい。まずはハーモニーから。

  • もうほんとにすき。

  • 何気なく面白そうと思って購入し、読み始めると、ん…なんかこのストーリーしってるぞ…

    すでに家にあった本をまた買ってしまったと気づく!笑

    たまにあるが、この場合そんなに記憶に残るほどではない作品が多い

    再度読み直したが、相変わらずカオスな世界感!

  • ジョン・ポールを暗殺する命令を言い渡された主人公の抱え持つ悩みが任務を進めていくことによってどのように解決されていくのかが見どころです。SF過ぎず、むしろ現実のように感じられる世界観がとても良かったです。

  • 戦争のための装備や兵器の描写は興味深かったが、ストーリーとしては凡庸。
    淡々としすぎて盛り上がりに欠ける。ある意味、リアリティがあるのかもしれない。

  • マルドゥック・スクランブル3作でSF小説は苦手だと気付いた私ですが、Kindleセールでまとめ買いしてしまっていたので、最初は仕方なしに当作品を読みはじめました。

    ・SFなのに意外と読みやすいぞ?
    ・遠い未来ではなく近未来だからかな?
    ・ミリタリー好きとしては、主人公が特殊部隊なのもよかったのかも
    ・痛覚がマヒ?しているというのは、こんなにもおぞましいものかと。。

    苦もなく最後まで読めました。

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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