虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]

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  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • kobo

  • うーん、難しかったが面白かった。途中からはほんとにすごい。

  • だいぶ前にセールで購入していたのだが、やっと読めた。先にハーモニーの方を読んでしまったのだけど、こちらの方が読みやすかったかな。割と引き込まれるように読んだ。そして結末。なんだか悲しいよねえ。面白いという表現はいささか不謹慎かもしれないが、良かった。近未来の描写がリアルで、表現もいろいろな引用や例えがあってイメージしやすい。脳のモジュール化というのも納得。

  • 期待して読んだ割には今ひとつだった。発想はすごいと思ったけど物語としては「ハーモニー」の方が好み。あと、作品とは関係ないんだけど、日本人がアメリカ人を主人公にアメリカの物語を書くというのが……なんかこう、尻のあたりがムズ痒いような。あのラストを書くためにはアメリカである必要があった、というのはわかるんだけど。

  • 近未来のUS情報軍暗殺部隊の話。ナノレイヤーや人工筋肉など説得力のあるSF要素と、文学的(というのかわからないが)な表現、グロテスクな戦闘描写が印象的だった。とにかく濃密だっという感想。伊藤計劃3部作はひとまず読んでおこうと決意した。

  • 精緻に描かれた世界観、人間の内面に深く入り込んだ心理描写、そして衝撃的な結末…

    どれをとっても最高の和製SF小説だった。

    作者が夭逝したことが心から悔やまれる。

  • 9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?

  • 近未来の世界を舞台にしたSF小説。
    戦闘シーンのハイテク兵器がかっこよかったけど、肝心の戦闘シーンが少な目。死とか選択とか主人公の心理描写が暗かった。ただ、ラストは衝撃的だった。けっこう驚いた。

  • アメリカの特殊部隊に所属する主人公が、各地で内戦や暴動を引き起こしていると思われる謎の人物を追う近未来の話。面白かったです。
    文章から若さがにじみ出ている気がしてなんとなく引っかかっていましたが、読み進めたらなじんだのかさくさく読めました。

  • 20160414

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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