トッカン 特別国税徴収官 (ハヤカワ文庫JA) [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
3.80
  • (2)
  • (4)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (448ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 登場人物の個性が良くて、楽しく読めた。
    女のぶつかり合いが見ものだった。
    主人公の汚いところがリアルで、そこからどんどん引き込まれていった。
    特に最後の鏡との会話からお父さんの会話電話まで感動した。
    最後の鏡トッカンに全て持っていかれた。(2つの意味で)s男に目覚めるわ。
    最初の最悪な上司からツンデレに持っていくのにやられた!
    ぐー子が惚れるんだろうなって予想してたのに逆パターンで、予想外すぎてぐっときた

  • 他であまり見ない税務署がテーマ。
    1話ずつ1件を扱う形式かと思ったけど、そうでもなく展開にメリハリがあってよかった。
    最後のアツいかんじはちょっとアツすぎる気もしたが。

  • なんとなく経済小説が読みたいなと思ってたところにタイトルが目につき、ジャケ買いした作品。
    マルサ的なスリリングな内容を想像していたが、全然ドラマじみた内容であった事には最初はがっかりしたが、最終的にはほっこりとした内容で、かつ国税徴収に関する話も知れてよかった。

    内容は引用で。
    --------------------------------------------------------------------------------------
    税金滞納者から問答無用で取り立てを行なう、みんなの嫌われ者——徴収官。そのなかでも、特に悪質な事案を担当するのが特別国税徴収官(略してトッカン)だ。東京国税局京橋地区税務署に所属する、言いたいことを言えず、すぐに「ぐ」と詰まってしまう鈴宮深樹(通称ぐー子)は、冷血無比なトッカン・鏡雅愛の補佐として、今日も滞納者の取り立てに奔走中。 納税を拒む資産家マダムの外車やシャネルのセーター、果ては高級ペットまでS(差し押さえ)したり、貧しい工場に取り立てに行ってすげなく追い返されたり、カフェの二重帳簿を暴くために潜入捜査をしたり、銀座の高級クラブのママと闘ったり。 税金を払いたくても払えない者、払えるのに払わない者……鬼上司・鏡の下、ぐー子は、人間の生活と欲望に直結した、“税金”について学んでいく。
    仕事人たちに明日への希望の火を灯す、今一番熱い税務署エンターテインメント第1弾!
    --------------------------------------------------------------------------------------

    意外とシリーズ物らしいので、気が向いたら他のも読んでみようと思う。星は4つで。

  • もう新しくもない小説のようで、とっくにドラマにもなっていたようですが、恥ずかしながら全く知りませんでした。

    本職の方々の間でもわりとリアリティがあるとの評判だそうで、国税さんに集めていただいている税金でお仕事をしている身としては、税の徴収の現場についての勉強にもなるかなと。

    映画の「マルサの女」シリーズで、税務調査や査察のことはいくばくかは知っていても、徴収のことって、商売をやってでもいないと、ほとんど分かりませんものね。

    ストーリーも面白かったです。ハヤカワでミステリーとしてカテゴライズされていますが、いわゆるミステリーとは違うものの、最初はわからなかった登場人物の過去が徐々にうまいぐあいに明らかにされ、話の本筋につながっていくというストーリーテリングは、さすが売れた小説だなと思いました。

    しかし何より、「鏡特官」のプロフェッショナリズムや、主人公「ぐー子」の職務上の苦悩が、パターナリズムに陥ることなくとても丁寧に描かれ、かつ我が事のように感じられたという点が良かったと思います。

    ネタバレするのであまり書けませんが、なーんか過去にあったらしい鏡特官と、安定を求めて国税専門官になったぐー子が、国税徴収ならではの職務上の問題意識とそれぞれに直面していて、また社会の中における役割についての二人の考えがとても良く分かる形で表現されています。

    そしてその問題意識は決して国税徴収という職業に限られるものではなく、特に公務員にあてはまりやすいかもしれませんが、他のいろんな職業においても根本的には同様の意識や悩みはもつものではないかと思いました。

    そういう意味で、本書は仕事や自分の社会の中での役割について考えている学生さんや若い人たちにお勧めです。若くない社会人が読んでも、たまには自分の仕事の基本に立ち返るきっかけになるかもしれません。

    しかしそれにしても若い女性の小説家って、どうしてもラブコメ的要素を入れてしまうのですね。。。なのでラブコメ苦手な私としては大変満足した割にはホシ4つです。

全4件中 1 - 4件を表示

プロフィール

『トッカン -特別国税徴収官-』『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』『政略結婚』等の一般文芸、『銃姫』シリーズ、『カーリー』シリーズのライトノベル、『魔界王子 devils and realist』等の漫画原作、舞台『メサイア』の原作・シリーズ構成等々、多方面で活躍し、今一番注目の小説家。

トッカン 特別国税徴収官 (ハヤカワ文庫JA)のその他の作品

高殿円の作品

外部サイトの商品情報・レビュー

トッカン 特別国税徴収官 (ハヤカワ文庫JA)を本棚に登録しているひと

ツイートする