ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫) [Kindle]
- 早川書房 (2011年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (785ページ)
感想・レビュー・書評
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2023.11.20
ネタバレにならない範囲で言いたいです。
どんどん楽しくなる(奥行きがある)から、しっかりと読むと良いです。
ワタシはこれまで読んでなかった自分にびっくりしてる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イヤミスなのかなと思ってずっと敬遠していたけどおもしろかったー! たしかに陰惨なところもあるんだけど(猫
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日本では、理想郷のように語られる北欧諸国だけども、同じ人間が住んでいるのだから、やっぱり色々な問題を抱えているのであって……。
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これは、ハマった!!!
映画は随分前に見たけど、映画よりいい。
このストーリーの展開の早さに圧倒され、読み始めたらもう止まらない!
長編なのに一気に読んでしまった。
第2弾が楽しみだ。 -
文句なしにおもしろかった。
次々に新しいことが出てくるけど、
かといってばーっと読めるのではなくじっくりいきたいと感じる作品だった。
結末はありふれてるけど、
人物造形と展開のさせ方がうまい。 -
次のセリフが言えるくらいです。
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私はこの映画の予告がとても気になって本を即購入!
しかし、本を読む前に映画を見ちゃいました〜が、それもあって、主人公達を映画の俳優さん達に当てはめ読みました!
本も読んで欲しいし、映画も見て欲しい!
スゥェーデン版とアメリカ版がありますが、私はアメリカ版の方の俳優陣が好きなので、アメリカ版をお勧めします。
内容が全く伝わらないと思いますが(笑)
お?と思われる方は是非!
映像では、グロいところも表現されていますので、その辺り苦手な方にはキツイかな…
本は自分の思考なので、そのあたりはボヤ〜っとゆるく想像しながら読んでいただきたい
まったくホントに伝わりませんね(笑)
あえて、内容は語りません。
ここは、お?っという方のみで(笑) -
ハメられて裁判に負け、服役を受けることになったミカエルはある富豪の求めに応じて過去に起きた失踪事件の調査に赴く。そこで繰り広げられていたのは差別と憎悪の犯罪の系譜だった。
「ミレニアム」はけっこう前ですが、「ドラゴンタトゥーの女」という映画になったことで知っていました。長旅のお供に気軽に読める文庫、ということで手に取りましたが、実によくできたミステリーという印象を受けました。面白かったです。
ストーリーの大筋は二つあって、それぞれの伏線が上手にしっかり回収されているので読後感が大変よかったです。それから第二次大戦時にナチスに同調したスウェーデンの歴史や、ジャーナリズムに対する批判、女性をはじめとした弱者への暴力をなんだかんだと容認し続ける社会構造など、ストーリーの背景に通奏低音として響き渡る社会への怒りと批判がしっかりと読み取れて、男気のある作者だなあ、と思って読みました。とくに副主人公であるリスベットにアスペルガー症候群という設定をつけ、その特性や社会的な困難さをしっかり描いている点など、作者がこうした社会的問題に真剣に向き合っていることが窺われます。
で、プロフィールなんかを読むと、ガチでジャーナリスト出身の作家さんで、ミレニアムシリーズがデビュー作で、そしてこのシリーズを最初で最後にしてすでに亡くなってしまっているという衝撃の事実を知って、なんとまあ、という気持ちになりました。
このシリーズは3まで続いているので、この先どんな視点で社会を切り取っていくのか、しっかり読んでみたいと思いました。別の作家によってシリーズ4以降も続いているようですが、まずは3まで読んでみましょう。 -
やはり、最初の三部作は別格ですね。通読するのは3回目ですが、今回も楽しく読めました。【2023年6月15日読了】