ミレニアム2 火と戯れる女(上・下合本版) (ハヤカワ・ミステリ文庫) [Kindle]

制作 : ヘレンハルメ 美穂  山田 美明 
  • 早川書房
4.09
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (515ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 第2作も面白かった。
    リスベットがスーパーヒーロー化しすぎてどんどん現実離れしてきている気がするけど、まあご愛嬌かな。
    スウェーデンではオープン・リレーションシップが本当にこんなに受け入れられてるのかしら、みんなやっぱり焼きもちを焼いちゃったりしないのかしら、という疑問もさておき。
    個人的にフェミニズム的視点に思い入れがあるので、そこに対してニュートラルな人が読んでどうなのかは評価しがたいです。

    と、いうわけでその視点から。
    1作目の原題でもある「女を憎む男たち」は2作目にもたくさん出てくるけれど、その反対の「女を憎まない男たち」も、たくさん出てきてよかった。ミカエルはジャーナリストだし、いかにもリベラルでマイノリティの味方、っていう感じでそれは主役としていいのだけど、愛妻家で実直な刑事のブブランスキーとか、マッチョなボクサーのパオロ・ロベルトとかが、周りの女性に対して人間としてちゃんと接することができている姿が描かれているのは大きい。
    パオロはミミを見て綺麗だなと思い、目の前で女性が傷つられれば憤慨するという意味で、女性にロマンチックな視線を向けていないわけじゃないけど、同時にミミに「(ミカエルにはよくわかってもらえなかってけど)きみならわかるだろう?きみもボクシングをやってるそうじゃないか」と話しかける。有名なプロボクサーのセリフであることも考えれば、これは相手を対等な人間(対等なボクサーである必要はない)としてみなければ出てこない言葉だ。

    女性キャラは魅力的な人たちしか出てこないので、女性も人間だから人によってそれぞれ悪いところはあるよね、なんて思いますが、まあこのシリーズではそこをあまり見せると焦点がぼやけちゃうと考えてるんでしょう。

    ハードボイルド的な女性ヒーローというと、第1作でミカエルも読んでいたパレツキーが思い浮かぶけれど、彼女の作品が主に女性に受けたのに対して、ミレニアムは男性が書いて、男性も含めた幅広い読者に受けたというところにも意味があると思います。

    第3作も読みます。

  • 前作『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』は映画を見てから読んだので、全くストーリーを知らずにページを捲るのはシリーズ中この『2』が初めて。

    『ドラゴン~』はストーリーを知っていたにもかかわらずグイグイ引きこまれてしまうほど魅力的だったので、続編である今回は元から期待値が高かったのだが、前半は正直いって肩透かしを食らった気分だった。

    リスベットやミカエルの物語を読めるのはそれだけで嬉しいのだけれど、彼らの現状が淡々と語られるばかりでちっとも体温が上がらない。

    加えて2人の絡みも全くない。

    こんな調子でこのままいくならこれは失敗作だななんて思っていたら、真ん中あたりでいきなりストーリーが急加速しはじめた!

    そこからはもう0時になり1時になり明日も仕事だから寝なきゃいけないのに先が読みたくて読みたくて堪らない。

    今までのんびりしていた分、次々に提示される謎の転がりが3割増しで快速かつスリリング。

    登場人物の中には特に状況・心境の変化もないままのキャラクターもいたけど、窓外の風景よろしく全然気にならない、速度、速度。

    ただリスベットファンとして言わせてもらうと、前作のツンデレのバランスと比べていくらなんでもツン要素が多すぎやしないか。

    というか、ツンのみといってもいいくらいツンツンだ。

    アウトローぶりに拍車がかかっているところは尖ってて楽しかったりもするが、もうちょっとデレの出る幕はなかったものか。

    その辺の期待を込めつつ、『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』の購入ボタンをポチッとな。

  • 吹雪に閉ざされた銀白色の世界、街と独立した島、とある一族の華麗なる栄華と複雑に入り組む人間関係。
    そんな、いかにもミステリー!! という舞台や空気感と打って変わり、今回はアクション映画的味付けの第二作。
    前半は相変わらずとても静かで、よく言えば嵐の前の静けさ、悪く言えば地味な描写が淡々と綴られているけれど、本筋に入るや否や止まらない面白さ。
    ここも相変わらずと言えば相変わらずですね。

    何故、そして誰に、有望なる若きジャーナリストカップルは殺されたのか。
    ”ザラ”とは何か。
    リスベットの過去が、今、明らかに──!

    また、前作でほんのりと出ていたミカエルとリスベットの周囲の面々も、今回は大分出番が増えて、全体的には大分華やかになった印象。
    作中の誰かの回想やお話の中ではなく、きちんとパルムグレン本人が登場したのが嬉しい。

    リスベットには是非、ミカエルやミミ、パルムグレン、アルマンスキーなど、素敵な人たちに囲まれて、自然と笑顔零れる日々に浸かることができる心(?)になって欲しい。

  • ひとつだけ言わせてもらえば、登場人物の名前が難しくて覚えられない。トムとかポールとかリンダと違う。

  • リスベットの過去が、明らかになる。
    黒幕ザラの正体。
    リスベット、不死身。

  • 第2巻も面白かったです。
    長編なのに、スピーディーでミステリアスな展開で飽きずに読めたー。
    リスベットに対する扱いや偏見など腹立つけど、汚名回復出来て良かった。
    ただ、この終わり方が気に食わない。
    バッサリと途切れてしまったって感じ。

    第3巻も楽しみだー。

  • 段々 アメコミ みたいになっていくが、やられたら、やり返す リスベットに 武士道を感じる。リスベットの過去が明らかになる

  • 第1作よりミステリ色薄め・冒険スリラー色強め。
    今回はミカエルよりリスベット寄りの作品です。
    前作は1話完結感が強かったけど、
    こちらはすぐに次を読まずにいられない。
    (そしてすぐに読めるのは後発組の特権)

  • 続編。

    もうリスベットの魅力にとりつかれっぱなし。最後ずるい。

  • シリーズ第2弾。最後がずるい、第1弾は一応の決着がついていたが、第2弾は明らかに次に続く感じ、映画でも最近そういうのがあるが、ちょっとずるい、面白いからいいが。
    今回はサランデルの過去に起因する事件を解いていく話、前回は、ミカエルを一緒になったが、今回はなかなか二人はあわない、まあ、サランデルがあわないようにしているのだが、最後の方でかなりビックリする文章が書かれているが、それはちょっとどうなの?って気もする。

    • kachihayaさん
      1のような、二人の掛け合いを期待するとちょっと肩透かしを喰らいますね。
      1のリスベットはツンデレだったけど、2はツンだけでデレがない感じ。
      1のような、二人の掛け合いを期待するとちょっと肩透かしを喰らいますね。
      1のリスベットはツンデレだったけど、2はツンだけでデレがない感じ。
      2014/04/20
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