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感想・レビュー・書評
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タダ読み(3巻まで)( ´ ▽ ` )ノ
ナンダこりゃ?(゚д゚)!
絵的にもノリ的にも、熱血教師ものなんだかパロディギャグものなんだかよく分からないまま話が進んでいく(゚д゚)!
第1話と第2話(ともに給食ネタ)、余りにもバカげた小ネタを大真面目に大仰に論じあげ、てっきり「ああ、こういう感じのやつなのね」と得心していたら、第3話でいきなりド生臭いテーマが描かれだしてドギマギオロオロ(゚д゚)!
ヤバいっすよ、鈴木先生(゚д゚)!
ストーリー的にも手法的にも斬新ですごいね、これ(゚д゚)!
(以下続刊)
2021/02/19
#1756詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵柄にクセがあるからドラマ化大成功作品だったのだろうな、と。
1話げりみそは未だによく覚えていて、ただ正しいだけなのに「そんな事気にするなんて心が狭い」扱いされるのは苦しい。
自分も出水側の人間だから気持ちよく分かるよ。 -
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2016.10.4読了
面白かった。
最近の面白さの定義は、「頭を活性化させてくれること」なのだけど、これは日常をはみ出るなんらかの刺激を求めるという意味では、昔から変わってないのかもしれない。刺激の内容が一昔前に比べひねくれて過激になっただけで。
確かに数年前、この作品が話題の真っ只中にあった時、さわりを読んだ覚えがある。ただただ小川さんの魅力が強烈に印象に残った。
いま、月額パックの範囲で無料で全て読めたので11巻ノンストップで読み終えた。
実写版では土屋太鳳さんが小川さんを演ったそう。自分のイメージとは違うがとても興味深い。
いままた、もう数十年前の自分の中学の頃を思い出しながら読んだ。あの頃、濃密だったなあと思う。 -
「漫画アクション」で連載された異色の教師漫画。
『3年B組金八先生』、『GTO』、『ごくせん』……、いわゆる“教師もの”には数多く有名作がありますが、
これらの作品に、時として違和感や反発を抱いたことはないでしょうか?
私はあります。
なぜなら、これらは一貫して、あるメッセージを発してるように感じるからです。
「問題児(主にヤンキーや不良)こそ、真に純粋で繊細な心を持っており、それ以外の生徒より、彼らの声こそ教師は最も耳を傾けるべきである」
というメッセージを!
私の穿ちすぎですかね!!!
『鈴木先生』が教師ものとして異色なのは、このようなメッセージに対して明確にアンチテーゼを示しているからなのです。
「今の学校教育は、我々が普段思っている以上に、手の掛からない生徒の心の磨耗に支えられている」……、
この言葉に学校で影を消して…、いや、手の掛からない生徒だった私は、心打たれてしまったのです。
『鈴木先生』は、表現の手法も巧妙です。
劇画をパスティーシュした昭和調の絵柄。
登場人物の感情の爆発と共に、表情が大きく歪みます。
ともすると、シリアスな場面にも関わらず、笑いすら誘ってしまいます。
その表現の過剰さに、いつしか引き込まれること受け合い。
カリカチュアライズされたキャラクターたちが、逆説的にリアリティや切実さを浮かび上がらせます。
この漫画、デスノート並にセリフ文字数が多いです。
応酬に次ぐ応酬の会話劇はスピーディーで、読者は圧倒されながらも、何かを考えずにはいられません。
一人の登場人物に対して、手放しで賛成はできない、真っ向から否定もできない。
ざらざらした感覚を味わいながら、それを元に読み手も自分自身の輪郭を手探りしていくのです。
安易な共感や紋切り型の結論にはない、確かな手応えを感じました。 -
不思議な学園ミステリー物。