ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

監督 : 蜷川実花 
出演 : 沢尻エリカ  大森南朋  寺島しのぶ  綾野剛  水原希子 
  • Happinet(SB)(D) (2012年12月21日発売)
2.93
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本棚登録 : 1655
レビュー : 365
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953032262

感想・レビュー・書評

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  • とにかくこれはエリカ様でなければできなかった映画だと思う。

    天然美女の水原希子ちゃんに嫉妬する全身整形美女のりりこ(沢尻エリカ嬢)。どのカットのエリカ様も壮絶に綺麗で、なのに痛々しくて目を背けたいのに見てしまう。

    いえ、実際のエリカ様は天然美女だと思いますけども。裸身も美しくて同性でも見とれました。

    どれだけ美しくても、時代の寵児になっても、いつかは大衆に飽きられ見放される。無理な整形で体はぼろぼろ、維持するにも莫大なお金がかかるしメディアには使い捨てにされるだけ。

    それでも執念でその世界にしがみつこうとしたり、美しくなるために変な薬を飲んだり・・・・それも女の業の深さ。。。圧倒されるばかり。

    窪塚さんとの絡みのシーンなんて「鏡の中の美しい自分」に酔いしれているし・・・(こんなシーンがあるので女同士で観に行ってよかったと本気で思いました。異性とだと気まずすぎる・・・)

    私は偽乳に関してはわりと見抜いてしまう方だし、母なんかも整形顔に鋭いところがあるのだけれど10代でも整形しているアイドルやモデルさんはざらにいる。それによって得るものは確かに大きいのだろうし、人によっては新しい自分になって過去の嫌だった自分を切り捨てることも必要だろう。

    それでもこの映画を観ると、整形の危うさを改めて感じるというか・・・
    美貌も人気も名声もお金も恋人も、結局は砂の城のように儚いものだと思う。

    桃井かおりさんがいい味出しておられた。寺島しのぶさんもあえてイタイ役を全力で演じられていてさすが女優さん・・・という感じ。

  • R15と言えどこのキャッチーな(?)俳優陣でそこまで濃厚なエロシーンもなかろう、と高を括り、無防備にも父親のいるリビングで見始めたのが間違いだった。
    窪塚洋介とのSEXシーン、響き渡る沢尻の喘ぎ声、凍りつく私、父親は横でPCに向かっている、どうする?ボリュームを下げるか?だがそれも露骨すぎて返って気まずい、すまし顔で鑑賞しながらこのシーンが終わるのを待つ、早く終わってくれ!鏡張りで照明ガンガンの真っ白なメイクルームでの濃厚な情事が画的にナイスなのは分かった、から頼む…!…………!……………………!


    ……長えよ!!

    この間、時間にしたらものの数分いや数秒だったかもしれない。
    そのシーンが終わるか終わらないかの所で父親は何食わぬ顔で退室した。そして映画が終わるまで戻ってくる事は無かった。変な気を遣わせちゃったな… と思いながら私は再度件のシーンをチャプター再生し、今度は気兼ねなく「うっひょーwww窪塚くんウッヒョーwwww」とニヤニヤしながら鑑賞した。

    誰もが一回は経験があるであろうアクシデントをまさにやらかしてしまったのがこの映画。


    肝心の映画の感想としては
    蜷川実花が撮ったなら、さもありなん。鮮やかで綺麗だなぁ、沢尻エリカ綺麗だなぁ、という感じ。
    原作既読だけど、ストーリーも特に違和感なく観れた。
    いろんな人が批評しているように、もっとアカデミックな考察をしながら観るべき映画だったんだろうけど、私の中ではサラ〜っと消費しただけの一本になってしまった。

  • 原作の漫画は大好きだった。
    昔買って本棚にずっとあって、たまに読み返しては女性の美への執着の恐ろしさを感じてぞっとしては本棚にそっと戻す。
    このハードコアな一作を映画化!しかも蜷川実花に沢尻エリカに窪塚洋介。
    スキャンダラスな出来事に、思わず劇場に足を運んだ。

    感想は、沢尻サンの美しさが良かった。確かに適役だな。
    彼女の美しさなければこの映画ってまた全然違うものになっていたと思う。

    しかし刑事役の男性の演技の不自然さに思わず映画館で豪快に吹いてしまった。こんな人いないでしょwww
    窪塚さんも相変わらずかっこよかったけど、台詞が不自然。
    男性陣のそろったこの不自然さはなんなんだろう。

    確かにこの映画は女性がテーマで女性による女性のためのような作品だと思う。
    だから男性陣はある意味不自然でいいのかもとも思った。
    物語を語るうえでここに出てくる男性達は、象徴的で傍観的で、ぼんやりとした存在感でいいのだ。

    写真家の蜷川さんなので、写真集的な映画だった。
    「魅せる映画」だから尺を取りすぎな部分がたまに気になったけど、これもこれできっといいのだ。

    飽きやすい消費者に猛スピードで食い荒らされて行く。
    そんな消費者に心身を削って、刺激を与え続ける表現者達。
    この映画の主人公を、今の社会のどの分野にも当てはめる事が出来るのではないだろうか?

    私がかつて働いていたデザイン事務所でも、毎日私はこの恐怖を味わっていた。
    毎月出るファッション雑誌。
    それを排出し続ける大人達はもはや偶像となっていて、中の生身の人間達は交代制なのだ。
    世代交代や壊れて行く心身で、次々と代わる中身。しかしみんなで「生産者」という神輿を担ぎ続ける。


    そんな残酷で美しい世界が、とっても良く表現しきれていた。
    まさに「現代」を彩る女性クリエイター達の痛快の一撃。

    そしてやはり岡崎京子のハードコアっぷり。すごい。

  • なんであんな綺麗な色が毒々しく見えるんでしょうか。沢尻エリカ、見直したー。ストーリーはありがちだし、前半のエロシーンは正直目を逸らしたくなるようなもんだったし、、、でも役者陣はエリカ様はじめみんな素晴らしかったなぁ。新井さんのメイクアーティストもよかったし。
    女子高生やらが口々に話して笑ってプリ撮ってってする渋谷、ラストで音楽として浜崎あゆみがかかったけれど、彼女こそ女子高生を代表とする流行の消費者や消費しつづけられ、いつかは廃れてしまうと歌っていた人で、個人的に抜群の選曲だったなぁと。

  • 今ではすっかりお騒がせ女優としてのイメージしかなくなってしまった沢尻エリカの5年ぶりの映画復帰作。監督は「さくらん」の蜷川実花。漫画原作。

    “究極の美貌とスタイルを武器に芸能界でトップスターとなったモデルのりりこだったが、その美貌はすべて全身整形で手に入れた作り物だった。そんな誰にも言えない秘密を抱えながらも、人々の羨望の的となり欲望渦巻く世界をひた走るりりこは、やがてある事件を巻き起こし……。”

    原作にどの程度忠実か分からないが、映画としては最底辺レベルの作品って言って良いと思う。最初から最後までしっちゃかめっちゃか(へルタースケルター)って意味では筋が通るけど・・・。

    ストーリー、演出のそれは「ブラックスワン」の影響を強く感じた。内容の重みって部分では足元にも及んでないけど、この監督が描きたかったのは日本版ブラックスワンだったのだろう。

    悪いところはたくさんあるけど、特に個人的にムカついたのは、写真家としてのコネや繋がりを最大限活かした豪華キャストなのに全く活かせてない点に尽きる。タグを見れば分かるようにベテランから今をときめく若手まで満遍なく出ている。しかしどの役もハマっておらず、無駄遣い感が否めない。強いて言えば、オネエのメイクさんを演じた新井浩文さんが良かったけど、あとは全部ダメ。一番ダメなのは“ポエム検事麻田”を演じた大森南朋。タイガーリリーってなんだよボケ。

    「さくらん」同様に煌びやかな“画作り”のこだわりは凄く感じる。これは唯一認めたいところだけど、最初から最後までになるといい加減クドイ。「女の子ってこういうの好きでしょ?可愛いでしょ?私って分かってるでしょ?」って延々見せられた気分。

    最後に沢尻エリカ。あたしは昔から好きな女優で「別に」以降も影ながら応援してたけど、この作品は・・。トップレスを映画冒頭で晒し、窪塚との美しくない絡み、下世話過ぎる枕営業シーンと立て続けに観て、「なんか。。無理してない?」としか思えなかった。体当たりの演技って言えば聞こえは良いけど、こんな映画、こんな役を演じるべき女優ではないって個人的には思います(ただ、まだまだ抜群に綺麗で可愛いことはこの映画で証明出来たとも思う)

    「見たいものを見せてあげる」っていうキャッチコピーが空虚でしかなく、見終わったあとには2時間という時間の喪失感しか残らない超駄作です。

  • これは何?
    面白いと思えなかったんだけど、最後まで観てしまった。
    怪演って言うんですかね?
    独特な雰囲気だけど、この感じ何だか。。
    ストーリーは違うけど、この雰囲気と言うかザラザラ感。
    何かに似ている気がします。

  • りりこ役に適した役者は沢尻エリカ以外いない。
    大森南朋のセリフが異様にポエムじみてて、ものすごい違和感。劇中ずっと浮いてた。気の毒だった。

  • 2012 日本
    監督:蜷川実花
    原作:岡崎京子『ヘルタースケルター』
    出演:沢尻エリカ/寺島しのぶ/桃井かおり/水原希子/綾野剛/新井浩文/窪塚洋介/大森南朋

    「さくらん」ぶりの蜷川実花は、やっぱり豪華絢爛映像美が素晴らしかったです。あの独特の色彩感覚で統一された衣裳やセット見てるだけでも目の保養だった。内容のほうも、予想してたよりずっと見ごたえがあって、映画としても面白かったので得した気分。そしてやっぱりエリカ様は素晴らしいなあと(笑)。なんやかんやで、顔も可愛いし演技も上手いし、ナイスバデーで脱ぎっぷりもよく、りりこの孤独と狂気がひしひしと伝わってきました。何度か涙しましたもん私。マネージャーの羽田ちゃんとその彼氏・伸ちゃんに対する仕打ちとかはかなり非道ですけど、それでも彼女らを惹き付けられずにはいられない魅力が、りりこにはあるんですよね。

    キャストはエリカ様以外も、皆はまり役で素敵でした。おねえ系メイクさん役の新井浩文の、最後のりりこに対する台詞とかすごく泣かせたし。

    あと、使われてる曲のセンスがとても良かった。挿入歌の戸川純「蛹化の女」のはまりっぷりが特に素晴らしく、むしろこれが主題歌かと思いました。 エンディング曲(「The klock」)もすっごいかっこよくって、「AA=」って誰?って調べたら、なんと正体はマドカプのクレイ(!)。そらかっこええわ~。
    (2012.12.25)

  • ストーリー自体は特に良いってこともない。
    悪くもないけど。
    その点で言うと2.5点(5点満点中)



    とにかく、沢尻エリカ様が美しくてたまらない!


    エリカ様演じるリリコと、演じてるエリカ様本人がだぶっちゃうんだよね。
    「別に・・・」とかやらかしたから、あれのせいでw
    リリコが本物に見えてくる。

    だからこの映画はストーリーがイマイチでも観れる映画になったなぁという感じかな。

    キャスティングがうまかったのね。

    ストーリーそのものは原作のほうが面白い!って話だから
    今度TUTAYAで借りて来よう。


    R15指定なので、エロシーン満載。
    エリカ様の全身を堪能出来ちゃいます。


    そしてなんていうかエリカ様の顔って
    本当に整形でもしたのかっていうぐらい整っていると言うかお人形みたいなので
    映画の全身整形って設定がまじもんに見えてくるレベルで美しい訳よ。

    んであの監督の独特の色使いがまた効いててね

    真っ赤な色がめっちゃ似合うのよねエリカ様に。
    かといってさ、純白も似合う訳。


    妖しくて、どこか影が合って、黒い様なイメージのカラーもどんぴしゃなのに
    クリーンで、純粋で、純潔なカラーも嘘偽りなく似合うっていうね。


    私はエリカ様のわんわん泣くシーンが好きだったな。屋上で。


    大人がする泣き方じゃないんだよね。
    あの泣き方って。
    もうぶっ壊れちゃったような、少女がする泣き方でさ

    でもあのシーンではあれが映えるんだよ、これがまた。

    あんなに酷い事してキレちゃてて危ないのに
    可哀想だなぁ~って同情心を煽られるっていうかね
    演技下手な人があれやったらたぶん、胸糞悪い映画にしかならなかったと思うんだよね。

    美や愛への執着と、狂気、残酷、官能、

    をうまく体現してたと思う。



    それから寺島しのぶ!

    これはまたもうすごい役だったwww

    りりこに、
    プライドから自分の男までありとあらゆるものを強奪され
    犯罪まで強要されて、

    それでもなおリリコが好きっていう役どころなんだけど
    この演技の絶妙さが凄かったww

    強奪されることも、犯罪を犯す事も嫌なんだけど
    それでもリリコには自分がいなくてはいけないという考えに憑りつかれているっていうか

    あれはDVを繰り返す夫から離れられない妻みたいなw
    共依存をすっごい上手に演じてたね。


    最後の目玉潰しは正直要るの?!っていう演出だったけど。。。


    リリコは
    自分の変わりはいくらでもいる、
    美しい、可愛い人なんていくらでもいる、
    自分なんてすぐに忘れられる、

    っていう思いに駆られてて周りに狂気を振りまくけど


    本人が思っている以上に周りの人はみんなリリコの事を愛しているんだけどね。


    まぁそれに気が付けないところがリリコの不幸なところで
    そういう人っていっぱい居るんだろうなって思うわ。

    気が付けないというか、それが求めてる物なのに分かってないというか
    分からずに一人違う方向へと走ってしまうっていうかねー


    本当に気が付かなきゃいけない、知らなくてはいけないものを
    それが何であっても自分が一番欲しい時に真実に気が付くっていうことは
    難しいと思う。


    自分が傷付いたり、大事な物を失って初めて気が付いたりする事って沢山あると思うんだよね。
    そこに辿り着くまでの過程で気付けたら失わなくて済んだかもしれないし。
    そうやって人は成長していくんだって、慰められるけど
    大事な物を最初から見据える事が出来る人も居る訳で
    私もここまで来るのに大事なものに気が付けなかった事が多々あるわけで。。。




    強いから美しくなったんだというリリコの妹と
    美しいから強くなるのよっていうリリコの会話も印象的だったかな。


    でも美しいからってそれが幸せに繋がる訳でもなく


    若さと美しさは=じゃない。
    若さは美しいけど、美しいは若さではない。

    美しさにはもっと深い色々な物が含まれているっていう

    最後のシーンも。



    「美しさとは」を過激に描いた映画ってところですかね。



    それにしても沢尻エリカ美しすぎた。

  •  違法な行為を行っている医師の下で、全身整形を行ったリリコが絶頂期を迎え、そして凋落していくまでの話。

     まあ、話としてはよくある話だと思いますが。
     沢尻エリカがとても美しいのはよくわかる。
    「整形美人」と言われるくらいに美しい。
     まあ、この辺りは蜷川実花さんが入っているから当然といえば、当然なんだと思いますが、とにもかくにも美しい。プロポーションも立ち姿も、付けまつげをした姿も……。
     本当に何もかもが……。
     そして、蜷川さんが入っている分だけ、よりいっそ赤がまがまがしい……。
     こういう赤とカラフルの色の組み合わせのセンスは大好きです。元気じゃないとパンチが効き過ぎてて、ちょっと疲れるんですけどね。

     そういうわけで、沢尻エリカの演技と、ただれた空間の色彩がすごくきれいだった。
     混乱していく世界のごちゃごちゃと……。

     確かにR18に相当する内容だったと思いますし、そういわれても仕方ない問題作だったと思いますが、演者さんが皆、内容が内容だけに、実力派の人ばかりで映画としても見ごたえはものすごくあったと思います。

     ただし、家族と一緒に見るのはオススメしないです。
     相当気まずいことになること請負です。

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著者プロフィール

フォトグラファー。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。国内外を問わずファッション、広告、映像などジャンルをクロスオーバーする活動で注目を集め続ける。『ヘルタースケルター』ほか映画監督も。

「2017年 『うつくしい日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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