三国志(一) (吉川英治歴史時代文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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感想・レビュー・書評

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  •  「三国志(吉川英治歴史時代文庫)」の第1巻から第8巻を読んだ。感想はこの第1巻でまとめて登録する。
     急遽入院することになりベッド上安静のなか、以前買っておいた三国志セットを一気に読んだ。三国志の世界に人命や地名、人間相関、独特な用語などに苦慮しながらもなんとか走り切った感じだ。初めてなのでとりあえず全体を掴む感じで読んでみた。副読本を2冊ほど購入して三国志の世界の理解を深めたいと思う。
     本著は「三国志演義」を原著としており、そもそも「三国志」は史実7割・フィクション3割であり、三国(大魏、大蜀、大呉)が亡くなるまでが描かれているとのこと。本著は諸葛亮・孔明が亡くなるまでに焦点を当て、その後は著者がサラッと解説するに止まっている。
     やっといただけた8巻の美味しいコース料理だった。

  • 劉備や諸葛亮を中心に中国・三国時代を描いた物語。

    第一巻は黄巾の乱や桃園の誓い、反董卓連合軍の結成と瓦解などが描かれいます。

    日本に三国志を広めるきっかけといっても過言ではない名作。

  • 2015/10/10
    再読

  •  三国志のおもしろさは、実にいろいろなキャラが登場するところです。
     「いい国づくり」を目指して立ち上がった劉備が死ぬと、子の劉禅が蜀に即位しますが、劉禅の政権というのは、劉備が打ち倒そうとしたものの象徴のように見えます。
     善と悪が入り乱れ、弱肉強食の世界が綴られます。時には弱者が悪知恵を働かせ、強者を打ち負かすことも……。

     私がはじめて三国志を読んだのは、中学生の頃でしたが、その頃は世は三国志ブーム。私にとって、三国志は読書の入り口となる本でした。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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