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感想・レビュー・書評
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京極堂シリーズ(百鬼夜行シリーズ)の中でも、もっともエンターティメント性が(もちろんこれをエンターティメントとして面白がることができる人にとっては、ということだけれど)高くて、ストーリーとしてもしっかりしている第二作、だと思っている。
それは何度読み返しても同じ感想なのだけれど、さすがに95年の発売、ということは既に20年以上前の話だから、当時あの分厚い講談社ノベルズを抱えて読んでいたときと全く同じ感想なのかといえば、もちろんそういうことではないと思う。
いずれにせよ、当時この猟奇性と人間という匣、入れ物の中身と外側について、それはそれは大きく激しく影響を受けたことは間違いない。多感な青春時代だったしね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前はシリーズで一番好きだった。読み直すとちょっとイメージ変わったけど、それもまた良かった。
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わくわく
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頼子は学校では孤独だった。他の同級生はみんなお金持ちのお嬢さんで、話す言葉も頼子にはよくわからない。母が無理をして入れてくれた学校だけど、苦痛を受けに通学しているようだった。そんな中にで加菜子だけは頼子と話をしてくれた。そして連れだって帰るようにもなった。頼子は加菜子を崇拝している。そんな加菜子が自分なんかと付き合ってくれているが不思議でしょうがない。そして、加菜子は大人びて喫茶店に頼子を誘った。頼子は加菜子が友達付き合いをしてくれるのが不思議で、いつかそれも捨てられるのでは無いかと心配でしょうがない。そしてとうとう加菜子に問いただした。「ねえ。加菜子。あなたは何故、私とこうして過ごすの?…。」加菜子は答えた。「それはね。君は私だからだよ。他の人では駄目なのさ」「榎本君。君は私の、そして私は君の生まれ変わりなんだ」…。今回のお話は、京極堂はどう解決に道を付けるのだろうか?
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再読。
続いて2へ -
2023/04/06
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傑作
少し芝居がかっているが -
タネは知ってても楽しめるものですね。多分3、4回目の魍魎の匣。
言われてみれば納得するんだけど、奇跡を軸に、宗教者、 霊能者、 占い師、 超能力者を分類するというのは考えたこともなかった。 -
最後にまとめて