夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER S&Mシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2017.5.20再読了。⑦

    え!という結末と、最後は少し救われた気持ち。

    「犬にとっては昨日も去年も同じだという。過去の記憶は、犬や猫には混然一体のものでしかない。人間だけが、時間の概念を意識し、あるいは捏造し、記憶を組み立て直す。それは、懐かしさを錯覚したい願望に起因したものかもしれない。」
    「誰かにもう会えない、ということは、その人間が存在しないことに限りなく等しい。つまり、死んでしまったのと同じ。」
    「何かを嫌いになることは、軟弱な自分には都合が良い。若者は皆、好きなものを求めるのと同じだけのエネルギィを使って、嫌いなものを一所懸命探している。そうすることで、自分が明確になると信じている。」

  • S&Mシリーズ7作目。
    萌絵の友人、簑沢杜萌は帰宅した実家で誘拐事件に会う。別荘にいた家族も無事だったが、実家にいた兄だけが、消えていた。

    7番目は孤独の数字。この作品だけは違っていた。とても切ない話でした。

  • こういうのを叙述トリックと言うんだっけ。面白かった。

  • 「名前が逆なのには気づいてた?」がなんのことかさっぱりわからずググってしまった…

    「幻惑の死と使途」についてだったのねぇ
    同時に読んでたのにわからんかったわw

    まぁ二冊あわせて、ずいぶん「名前」に拘った内容でしたもんねぇ

  • 最近、萌絵がかわいくてしょうがないです。
    結局犀川先生も出てきました。一応番外編的作品とはいえ、S&Mシリーズですしね。
    本作の語り手は杜萌。萌絵とのやりとりは、ときに微笑ましく、ときにスリリング。チェスのシーンが特に好きです。二人にとっては、とても深い意味を持つゲームですね。そしてやっぱり、素直が死んでなかったことに心底安堵しました。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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