ジェーン・エア(下) (新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • とにかくキリスト教の神や聖書への言及が多い。
    ロチェスター氏の狂った妻が死に、腕と視力を失い、それ相応の天罰を受けた後で、ジェインは突如、彼の人生をずっと支えていく決心をする。

    それはまるで、彼女が待ち望んでいたような天罰であるような気がして、読後、芯から背筋が寒くなった。

    男性である主人に支配されるのではなく、あれだけ自由を欲していたジェインが身体的不自由におちいった主人に仕えることを決心するというこのぞっとするような公平という概念。言葉は悪いかもしれないけれど、極上のホラーだと思った。

  • 何故今「ジェーン・エア」を読むのか。とりたてて本書に興味があったわけではない。むしろ、前時代的な感じがしたし、長いし面倒臭そうだった。だが、すでに購入済の「サルガッソーの広い海」をうえで、本書は必読だからだ。(なぜ必読かはネタバレになるので書きません。気になる人は「サルガッソーの広い海」を検索してください)
    本書はというと、前半はリアリズムあふれて読ませるけれど、後半はほぼメロドラマだった。時代といえば時代なのだろうけれど。

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著者プロフィール

1816-1855。ヨークシャーのソーントンで英国国教会牧師の娘として生まれる。学校教師、家庭教師として働いた後、学校開設を目指すが断念。1846年、「カラー・ベル」の筆名で妹エミリ、アンとの共同詩集を自費出版。長篇小説『教授』は出版社に断られるが、第二作『ジェイン・エア』(47)が出版されると大評判となる。続く『シャーリー』(49)、『ヴィレット』(53)も好評を博した。1854年、父親の牧師補と結婚するが、翌年死去。

「2019年 『ヴィレット(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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