- Amazon.co.jp ・電子書籍 (317ページ)
感想・レビュー・書評
-
飛び込み競技はどちらかというとマイナーな競技のような気がするが、その飛び込み競技にかけた人々の話。
7メートルとか10メートルの高さからプールに飛び込むなんて考えられない。凄い恐怖なんだろうなあ。その恐怖を乗り越えなくっちゃ競技はできない。そしてそのうちそれが快感になっていくのかなぁ。
そんな競技に打込む中高生、爽やかだけど、その内側には普通の中高生の顔も持っている。そのギャップも面白い。
知季の失恋の話なんて微笑ましい。失恋が競技への情熱を沈めてしまうなんてやっぱり中学生。
要一、知季、飛沫、みんなとシドニーオリンピックのことが気になる。
続編も読まなくっちゃ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
上巻は第一部と第二部。第一部が知季がダイブに本気になるまでの話。第二部は飛沫がダイブに本気になる話。・・・ってまとめ過ぎか。何かを極めようと思うと何かを捨てなければならないし、逆にいろんなものを抱えなければならない。でも、そういうものがあるのは素直に羨ましいと思う。
-
後編にまとめて
-
<上下まとめてレビュー>最高のスポーツ青春小説。知季・飛沫・要一の3人の飛び込み選手。三者三様の悩みや葛藤、そして情熱がひしひしと伝わってきて、熱い気持ちになった。数秒にかける飛び込みという競技の特性もあるのだろうが、すっかり惹き込まれてしまった。