金田一耕助ファイル13 三つ首塔 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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    他の作品に比べてずいぶん猥雑な印象だったけど事件解決が近づくにつれ正義と人情味あふれるいつもの横溝節に戻っていった。
    金田一以外の登場人物による手記パターンは八つ墓村、夜歩くと同じ。
    「どの時点で、書き手がどんな状況に置かれながら書いた手記か」にきちんと気を配っているところが横溝正史らしい。

    登場人物が口をわらないせいで事件解決が大幅に遅れるパターンか?と思い途中までは退屈したけど、三つ首塔のもとに到着してからは断然おもしろい。
    しかも基本的にリアリストな横溝正史が他の作品ではなかなかやらないような場面まであってびっくり、ゾッとしました。つくづく読者サービス盛りだくさんの作品だ。

    それにしても横溝正史はエンジンかかると本当に、最後の一行までおもしろく読ませる。すごい。

  • 読み終えたはず

  • これも金田一モノ。再読(のはず)。

    面白いことは面白いのだけど、なんかこう、ワタシの好きな金田一モノとは方向性が異なるよなぁ、という作品。ミステリというよりはサスペンス、冒険譚といったような感じか。

    主人公の音禰が「清く、正しく、美しく」と連呼しているわりには全体的な雰囲気がエロ風味の俗な大衆小説なんだよね。で、この音禰。自分のことを「汚れたからだ」だとか「堕ちるところまで堕ちていく」だとか言いまくってるだけであまり自分から動くタイプの主人公ではないので、ちょっとイライラさせられるかも(まぁ当時の女性はこんなものだったのかも、と好意的に解釈することにするけど)。

    面白かったけど、当分は再読しないだろうな、という程度の満足度でした。

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著者プロフィール

横溝 正史(よこみぞ せいし)
1902年5月24日 - 1981年12月28日
兵庫県生まれの小説家、推理作家。本名は同名で「よこみぞ まさし」。筆名を誤読した作家仲間にヨコセイと渾名され、セイシをそのまま筆名にするようになった。
1921年『恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)』が雑誌『新青年』の入選作になり、これが処女作とみなされる。 1926年に江戸川乱歩の招きに応じて上京、博文館入社。1927年『新青年』の編集長に就任、その後『文芸倶楽部』『探偵小説』等の編集長を務めながら創作活動を続けたが、1932年に同誌が廃刊となり、会社を退社。専業作家に。
金田一耕助を生む。第1回探偵作家クラブ賞(後の日本推理作家協会賞)長編賞を受賞した『本陣殺人事件』をシリーズ第一作として、以降多くの「金田一耕助」シリーズ作を残す。代表的な作品に、1947年『獄門島』、1949年『八つ墓村』、1950年『犬神家の一族』、1957年『悪魔の手毬唄』など。

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