金田一耕助ファイル9 女王蜂 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 昔、読んだはず。

  • 映画は見ていましたが、原作は未読でした。

    読みながら映画のシーンが甦ってきました。意外とおどろおどろしい雰囲気はなく、本格推理小説といった趣き。犯人忘れてましたので、最後まで楽しく読めました。

  • 二度目。
    最初読んだときは面白かった。あ~そうか・・・・レベルになったのは何故なんだろう。
    もっとおどろおどろしいイメージあったけれど。
    ピンポンバットが凶器?
    有名なあの作品を思い出した。

    今、映像化されるとしたら例えば誰?

  • 今月の猫ミス課題図書で、初読。横溝正史の代表作の一つに数える人もいるそうだが、あの独特のおどろおどろしい雰囲気は陰を潜め(舞台が歌舞伎座とかだとダメだな、やっぱり)、小説としての面白さは今一つといった感じ。ミステリとしてはよく構成されたプロットで、二段構えの犯人探しはよくあるパターンとは言え、楽しめた。

    魅惑の美女をものともせず、さっさと逃げ出して一人、生きのびた(?)駒井泰次郎が教訓的。相手がどんなに素敵な女性であっても、命あってのものだねだ。

  • いつもの村や島の中だけで事件が発生し解決するのではなく、舞台が結構移り変わるのでテンポ良く読めた。犯人や密室トリックは凡庸で意外性は無いが、「蝙蝠」の謎と解釈がこの作品の最大にして最高のトリック。

  • 人を狂わすかぁ。
    愛と嫉妬の惨劇。

  • 昭和26年の金田一探偵『仮面城』『大迷宮』で体を張り、疲れを落としに温泉に行きたい気持ち。▼大道寺家に舞い込む警告状『あの娘のまえには多くの男の血が流されるであろう~彼女は女王蜂である~月琴島からあの娘をよびよせることはやめよ』令嬢のお迎えに金田一を起用したが▲修善寺温泉であっという間に殺人防御率が下がります。ヒロインは【絶世の美女】とは言え所詮18歳サバサバ系女子なので魅了の本質は、同世代からは〈ルックス〉庇護者からは〈盲執〉です。過去の世代が生んだ悲劇なのでした。なぜ【蜂】なのか謎です。(1952年)

  • 今頃になって読む金田一耕助シリーズ。
    映画の予告のおどろおどろしい感じが苦手で全く手にとらなかったけど、実物は完全な本格推理物と知って読み始めたら止まらない。
    本作もその一つ。

  • 昔読んだ本

  • 一言で言えば「星の巡り合わせがあまりにも最悪だったボーイミーツガール」の話。
    そもそも琴絵がブチャイクだったら、日下部青年はスルーだったろうし
    だいたい日下部青年がいいとこの坊ちゃんでなければ、この小説は最初の10ページで終わっていた。
    智子と多門くんも、実はある意味まったく同じ境遇なのだけれど
    人が変わると、こうもハッピーエンドになれるんだよなぁ…

    時代と世間に翻弄された人達の、約20年に及ぶ運命を偲びつつ、
    次世代へ希望を託すラストがまた良い。

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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