金田一耕助ファイル4 悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫) [Kindle]

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  • KADOKAWA
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感想・レビュー・書評

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  • 金田一耕助シリーズの中では一番好き。
    細かいところは覚えてないが。



  • ヤバッ!!おもろーーー!!

    金田一耕助シリーズ初読〜♪♪
    映像でめっちゃくちゃ!見ていた大好きな作品!
    犬神家、八つ墓村、悪魔の手毬唄などなど……
    ぼくが禍々しい村好きになったきっかけを
    作ってくれた金田一耕助シリーズ
    もう〜たまりませんね!(*´﹃`*)

    そんな禍々しい雰囲気を胸にたぎらせつつ……
    いざ初読ッッ!!
    舞台は戦後間も無い混乱期…(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
    東京、六本木西麻布……うん!すごい都会!ww
    出だしからやってくれるぜッ!!www

    事の始まりは宝石店、天銀堂で赤痢予防接種と偽り店員さん全員を毒殺!!……ちょいとお待ち!
    そう!この事件!あの帝銀事件をモデルにしてるんです!!
    くぅーー!!実在の事件をモデルにするとか
    ココロオドル〜〜♪( 'ω'و(و "♪( 'ω'و(و "

    しかーし!天銀堂事件……は
    あくまでも序章に過ぎません!!
    ここからが本題!!
    西麻布在住、椿家、新宮家、玉虫家
    この3家族に蠢く重々しい空気感
    物語が、進むにつれ
    明らかになってくる。
    この3家族の秘密……(; ・`д・´)ゴクリンコ
    そして衝撃の事実が明かされる!!
    え?ってなったよ!www
    久しぶりにびっくりして時間が止まったよ!!
    ((꜆꜄•௰•)꜆꜄꜆ムダムダムダ食らったね!(#)Д`;;)イタイ!!!
    最後まで飽きさせない満足いくストーリー♪♪
    とても面白かったです!!ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

    ちなみに今回は推理対決も友人とやり、
    両者正解の引き分けでした。
    そしてようやく友人が犯人当てをできるまでに
    成長してくれた事にとても嬉しく思いました。
    (´๑•_•๑)\(๑•ω•๑)ヨシヨシ
    と同時に次の対決が本当の意味での
    真の対決になると思い
    とてもワクワクしてきました。
    次も頑張ってよ!友人よ…www(「 °᷅ ꈊ°᷄)「 シャ-!!

    • Kaniさん
      ふっ…のぞむところよ( -ω- ´).☆.。.:*・°
      ふっ…のぞむところよ( -ω- ´).☆.。.:*・°
      2023/05/02
    • わいわサルやさん
      www……ねじ伏せてやるわ‼️‼️૮( ᵒ̌皿ᵒ̌ )ა
      www……ねじ伏せてやるわ‼️‼️૮( ᵒ̌皿ᵒ̌ )ა
      2023/05/02
  • 横溝正史の金田一もの長編の最高傑作。
    細かいところをいえば特に意外でもない真犯人に、密室トリックはよくある凡庸なもの。金田一もいつものように事件が全て済んだ後で謎解きをするので、殺人は全く防いでいない(笑)
    でも、この作品の戦後直後のドサクサ感と、太宰治の『斜陽』に出て来るような没落した貴族一家が、暗い渦のように作品全体を包んでいる感が独特で素晴しい。

  • 設定して面白い。
    飯尾に指示するところは
    無理がある。

  • 3.4

  • 子爵の失踪とその死の背景にある悪魔の存在。
    世の中を震撼させた帝銀事件をモチーフにした犯罪や、太宰治の斜陽に見られるような没落華族を舞台に戦後間もない時代の雰囲気を色濃く感じます。
    戦争の被害によって三家が同居し、見るからにギスギスしている人間関係の中起きる連続殺人。謎を解き明かすための捜査の行動範囲も広く、それにより事件の全体像もかなり大きなスケールで展開され、大作と言えるような重量感がありました。
    事件の背景となった燃え盛る憎悪や粘り気のある人間関係はまさしく旧華族のミステリーらしく、シリーズの中でも屈指の名作なのではと思える面白さでした。そしてなにより題名に込められた完璧な仕掛けには思わず膝を打ちました。

  • ■金田一耕助が被る”お釜帽”……風神雷神の木像……タイプライター……フルートのキー……天銀堂(帝銀)事件……悪魔とは誰のことを指しているのか……。
    ■『本陣殺人事件』の謎解きでは、ばらまかれた道具立てがすきまなくピッチリ組み合わされ、ついに密室殺人事件の謎が解きあかされる。一方『悪魔が来りて笛を吹く』では、登場人物たちの複雑な血縁関係図が完成するときおのずと事件の全貌が明らかになる。
    ■最近の”ミステリー100選”などにはあまり出てこないような過去の作品。たしかに”火炎太鼓の痣”のくだりはちょっと「?」だったがどうしてどうして、全体的な完成度は非常に高い。『獄門島』と比べても決してヒケを取らないほどの名作だ。

  • 人間関係が複雑過ぎて慌てて初めて相関図をメモした作品。妾文化が運びり過ぎなんじゃーーー!途中で怪しい人物は浮かんでくるも動機がいまいち見当たらず解決章へ突入。結果、非常に(血も)ドロドロした人間関係が露見。犯行に使われた像や占いの状況等、所々の描写がイメージがしづらかった割にはすらすら読了。それだけ引き込まれるシナリオだったのは確かだったので映像版を観てから再読しても楽しめそう。

  • あまりにキャッチーなタイトルで有名です。昭和22年「黒猫亭事件」「殺人鬼」のあと、相変わらず友人風間の二号宅にいる金田一耕助。そこで依頼を受け、麻布の館をベースに、トラベルミステリ風味に捜査が進みます。依頼人の美禰子さんの容姿が、いかついやら全体の釣り合いがとれないなどと酷いのに、母親の秌子さんの美しさはアゲアゲで表現、これはなにかあるに違いないと読み進めました。嵐の芝増上寺から雰囲気満々、ラストの曲まで流れるように素晴らしい。『獄門島』もそうですが読みながら美しい映像が頭に浮かぶ作品です。(1951年)

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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