とんび (角川文庫) [Kindle]

著者 : 重松清
  • KADOKAWA / 角川書店 (2011年12月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (420ページ)

とんび (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 不器用な父親の深い愛情が上手く描かれてる。再読したくなる作品。

  • 不器用な父親の話。重松さんの父親の話はヤヴァイですね。でも流星ワゴンほどはグッと来なかった、なんでだろう。時代とか土地柄とかで共感部分が少なかったからかな。自分にとって実在する人とは程遠いから感情移入が少なかったのかもしれない、などと冷静に分析してみる。

    まだしばらく親にはなりそうもないけれど、こんな親にはなかなかなれないんだろうなあ…しみじみ。

  • 読むきっかけとなったのは、先日、堀江貴文さんの「ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく」の中で、本書が絶賛されていたからです。堀江さんは本書を読んで思わず泣いてしまったそうですが、私も同じく、そこに描かれた親子の関係性に胸打たれました。
    アキラの優しい気づかいや周囲の人間の思いやりを感じながらも、ぶっきらぼうにそれを跳ね返してしまうヤスさん。その不器用さに共感しつつ、またどこかクスッとさせられます。

    アキラが小さいころから一人前の大人になるまでが描かれ、そこには妻子を持つ身として、思わずわがことのように感情移入してしまいました。
    幼いアキラがある時、母親がいないことが原因で赤ちゃん返りしてしまいます。おねしょをする回数が増えてくるようになったり。そんなアキラを見て、心の中に「再婚」を考えてしまうヤスさん。それを見かねた近所の和尚が、アキラを連れて諭すシーンにやられました(詳しくは本書にて)。母親はいなくとも、アキラを温めてやる人はいる。その言葉どおり、全編通してそれが描かれています。

    アキラは普通に反抗期を迎え、普通に社会人として成長する。大学生になれば親ともなかなか連絡しようとしないのに、社会人になると親の心配をするようになる。自分もそうでした。大学時代は連絡することが億劫になっていました。電話があってもスルーすることもあったなぁと。でも今は、以前と比べて連絡するようになったと思います。
    そう考えると、私は、ヤスさんの視点だけでなく、アキラの視点からも感情移入していた気がします。ヤスさんの気持ちも分かるし、アキラの気持ちも分かる。優しさにあふれた、気持ちのいい作品でした。

  • 「幸せになりんさい。金持ちにならんでもええ、偉いひとにならんでもええ。今日一日が幸せじゃった思えるような毎日を送りんさい。明日が来るんを楽しみにできるような生き方をしんさい。」

  • ちょっと前に読んだ。 昭和臭ぷんぷんしてますが、温かい涙のこぼれるお話です。

  • 『生きている者同士の挨拶など、どうでもいい。』

    親になるとはどういうことか。不器用な父親を中心に、取り巻く環境の変化に対する主観を敢えて第三者視点で描くことで、家族の奥深さを表現している。家族という最も身近でかつ最も難解な問題に対してかくも琴線に触れる描写ができるのはさすがである。

  • 会社で読んでて泣きそうになった。

  • 久々にいい本にめぐり合いました

  • 通勤電車の中で涙が止まらなくなってしまい、マスクをしていて良かったと思った。
    親と子の関係について、これほどまでに熱く優しく描かれている小説は初めてだったかも。ちょっとくさいけど、全編を通じて、どの登場人物に対しても愛情溢れる描かれ方をしていたからだろうと思った。
    中でも、ヤスさんが旭の会社を訪ねるシーンについては、好きだなあ。

  • 2014/2/15 Kindleで読了【2014年−9冊目】少し前にドラマ化されていた原作本。不器用な父親「ヤスさん」と一人息子「アキラ」。不幸な事故で亡くなった妻のことを想いながら、愛情一杯注ぎながら育てていく姿に、親の愛情の深さをしみじみ感じた。そしてそんな父を理解しているしっかり者の息子。男同士でぶつかり合うこともあるけど、心ではしっかり繋がっているのがいいね。幼なじみ、馴染みの飲み屋の女将さんや常連さん、半分父親みたいな住職・・・みんなでヤスさんとアキラを時には厳しく時には優しく育てていく姿を見て、古き良き昭和の日本を思い出しました。ドラマも好評だったみたいなのでDVD観てみようかな。

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