- Amazon.co.jp ・電子書籍 (165ページ)
感想・レビュー・書評
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買って一気読み。観念や倫理的な金のことではなく、生活の中にある生々しいカネの話。サイバラさんの実体験から紡がれているエピソードなので血の通ったカネの話とも言える。読み終わって、自分はカネとの間に何かフィルターを挟んでいたのかなと思った。ちゃんと向き合ってなかった。
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「毎日かあさん」のサイバラさんのエッセイ。解説が勝間和代さん。
こんなに分かりやすく大事なことを書けるのが凄いです。
親ガチャなんて言葉がありますが、それも含めて貧困から抜け出す、自分で稼いでいく方法というか、心の持ち様が書かれていて 最後の方は涙しました。
思えばサイバラさんは凄いことをサラっと小さな漫画カット一枚で描けて、もともと凄いなぁと思っていましたが、このエッセイを読んで更に納得しました。 子供には絶対に絶対に読んでほしいです。 -
働いてお金を手にすることで、救えるものがある。人のお金や旦那さんから愛されることをあてにして生きてはいけない。自分で稼ぐことが大事。
これが現代の日本かという貧しいお話を知った。地域格差はまだまだある。日本に生まれただけでラッキーではあるけれど、日本の中でも住んでいる地域で年収が決まるという話も聞くし、どんな不況に備えるためにも働く力はとても大事。 -
エッセイ
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貧困が次の世代の貧困へと連鎖する、地方の絶望的な状況に対する問題意識。映画、「おんなのこ物語」でも描写されていた情景と同様の内容。
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貧困が次の世代の貧困へと連鎖する、地方の絶望的な状況に対する問題意識。映画、「おんなのこ物語」でも描写されていた情景と同様の内容。
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Twitterで話題の高須医院長の妻(事実婚?)のエッセイを始めて読みました。
幾多の苦境を乗り越えてきたからこその説得力で、カネに対する価値観を語ってくれています。
自力で稼ぐ大切さを教えてくれているし、一番大切なお金の教育を方法は異なっても子供にしっかりと教えていかないといけないと考えさせられます。 -
「借金が原因で死んだ父親の葬式に、父親に殴られ血だらけになった母親が、葬式にやってきた借金取りにただただ頭を下げている」という本当に救いのない光景…
「金が人を狂わせる」というか「貧しさが人を狂わせる」というか…少なからずお金で苦労してきた自分の経験を思い出しながら読了。「お金がないこと」に苦しんだ筆者にしか書けない文章。
人間、お金がなくなると「毎日の生活をどう回すか」ということだけでなく、そこを引き金に気持ちがどんどん追い詰められていく。たとえどんなに大切な友達や親であっても、お金の貸し借りが原因で縁が切れてしまうことは大いにあると思う。実際、自分は友達にお金を貸した経験んはほぼなく、むしろ借りる側になる方が多かったけど、もうどうしようもない。もう後がないから。…なんていうようなことを、お金が原因で"壊れていく"筆者の家族の有り様を読んで考えた。
アジアの国々を旅していく下りは、それでも、自分が経験した貧しさとは別次元の貧しさだと思った。負のループ、負の連鎖から抜け出すのは難しい、というのには頷くしかない。