リクルートのDNA 起業家精神とは何か (角川oneテーマ21) [Kindle]
- KADOKAWA (2008年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (186ページ)
感想・レビュー・書評
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読み終わったら本当にもうリクルートに関われなくなりそうで、ちょっとずつゆっくり読んできた。
何よりもすごいのは、江副さんの作った風土が受け継がれて今も健在なこと。
とってもとっても魅力的で、私もその意思を継ぎたいし、広めたいし、大きくしたいし、新しくしたいって感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よくも悪くも自伝。リクルート事件前後の踏み込んだ内容は触れられていなかった。『起業の天才』を読むべき。
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時代の感覚や、あのリクルートでも創業期は失敗もたくさんあったということや、重要なエッセンスが散りばめられていた。もちろん、時代が違うので同じようにすればうまくいく、というものでは無いこともたくさんあるが、今のリクルートがこのように発展してきた理由の一端が少し見えた気がした。
働く人誰もがガムシャラになっている時代も、いまは懐かしい。日本の新興企業のあり方。経営者とは。会社を作ることとは。人の大切さ。 -
前半の起業家精神に関係するような内容を特に読み直しました。人材に関わる仕事をする方には必読
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概要:リクルート が人材輩出企業と呼ばれている(今はそうでも無いのかもしれないが)理由はどこからきているのか、リクルート のDNAが出来上がったルーツを紐解く本。
感想:まさにつくりたい組織はこういう組織だなと感じた。
みんながイキイキと楽しそうに働き、ひた走る。もちろん、合わない人がたくさんいて、たくさん辞めていったこととは思うが、価値観の合った人が楽しく頑張れる組織はいいなと感じた。
読み物としては面白いし、他の本でよくあることばかりというわけでは無いので新鮮だった。
ただ、何を伝えたいのかがわからないエピソードがいくつかあった。
組織を牽引する立場になればまた読みたい。
行動:
①自発的行動をする
→仕事を自ら取りに行く
自発的な行動が活気をうみ、活気が組織をよくし、そのおかげで自発的になれるという循環を生み出せる。
②わからないことは恥ずかしがったり、プライドを持たずに聞く
わからないことはお客様に聞く主義 をすることで、失敗が怖くなくなる、より良いものを提供できる。
聞くことは悪いことでは無いという意識を持って、わからなければきちんと聞く。
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リクルート創業者の江副氏がリクルート社の発展の過程をもとに創業者精神について述べた本。
リクルートの独特な社風は時代の要求に合わせて変わって来たのかと思いきや創業当時から創業者の意思によって保たれ続けたものだと知って驚いた。リクルートの成功事業、失敗事業もつらつらと書かれており、江副氏は自身のことを凡庸な人間だと書かれていたが周りの人を惹きつける魅力と、こだわりを抱きつつも目の前にことにこだわれない柔軟さを感じた。
この本に多くの人の名前が出て来たことも、他者あってこその創業者精神を強調しているように思えた。 -
創業者である江副浩正の本。
正直いって単なる事実に基づいた回顧録で面白くはない。
特にリクルート事件や通信事業などの失敗例についてはそれほど突っ込んで
書いておらず、正直物足りない感じ。
ただし、今よりも更に大企業主義であった時代に、
独特の起業家精神が溢れる、社員が生き生きと働くことができる、
日本では本当に独自のリクルート文化とそれを支えるシステムを創ったことはすごい。
不動産、通信事業に参入していったあたりから変になっているように感じる。
秀吉みたいなものか?? -
生前の江副氏ご本人の著作。氏については「当時の気鋭のベンチャー企業家」的なイメージを勝手に持っていたが、これ読んで「あぁそういうのとはちょっと違うな」と。いまのリクルートのカルチャーは、氏の気質・人柄を反映したものというより、組織をアクティベートし続ける手法を考えた続けた結果なんだな、って印象。
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江副さんが影響を受けてきた人の言葉などを含めて、リクルートっていう会社の歴史書。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
「二位になることは我々にとっての死」
なんかすごいカリスマみたいな人を想像してたけど、この本を通しては、そんな飛び抜けたところもなく、良くも悪くも人間らしい人。
ただ、折れないところでは折れないという芯の強い人ではあったみたい。 -
前半がリクルートの中身について、後半が社史。
期待していた内容は前半に集約されていたため、後半は流し読みになってしまった。
リクルートという会社は恐らく世代によってイメージが違うのだろう。世代によって見え方が違っていたとしても、「人材輩出企業」としてのリクルートは各世代共通だ。そのような社員がなぜ生まれてくるのか、その企業風土に触れるには適した本だろう。