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作品紹介・あらすじ
首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する-著名な彫刻家・川島伊作が病死した。彼が倒れる直前に完成させた、娘の江知佳をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られてしまう。悪質ないたずらなのか、それとも江知佳への殺人予告か。三転四転する謎に迫る名探偵・法月綸太郎の推理の行方は-!?幾重にも絡んだ悲劇の幕が、いま、開く。
感想・レビュー・書評
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1.0
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法月作品の中ではスムーズな印象あり
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シリーズ第7長編、10年ぶりの綸太郎長編▲著名な彫刻家が病死した。娘をモデルにした石膏像の首が切り取られ、持ち去られる。殺人予告なのか▼馴染みある地域、時代。シリーズものの探偵が出ずっぱりと安定感が良い方向に出て、スルスルと読み進む。行動すればスルほど裏目に、クルクルと推理が変貌、自己嫌悪に陥りながら立ち直る。七転び八起きなオトナになった綸太郎に感慨深く、好感。父の活躍が少ないことが少し残念。張り巡らされた伏線やお約束のミスリードには満足。地蔵が不足。メドゥーサから自由民権運動まで。餅は餅屋(2004年)
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本
わかりすぎトリック。何故、推されているのかわからない。 -
読んだことがある本だとばっかり思ってた。読み直すつもりで読んでみると読んでいないことに気がついた。どんどん引き込まれて最後まであっという間に読めた。リーダビリティーが素晴らしい。
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法月綸太郎の『誰彼』を読んだのは僕が高校生のときで、「こんなマニアックなミステリを書く人がいるのか」と感動したものだ
クイーンばりのロジック×コリン・デクスター流の複数解答×不可能犯罪、という、いわば無理筋なことをやった作品だったと記憶している(うろ覚え)
この作品『生首に聞いてみろ』はややご都合主義なところ(犯人にとって有利に事が運びすぎてる)もあるが、コアなミステリファンもそうでない人も楽しめる完成度の高い作品になっていると思う
宇佐見という登場人物がキャラ立ちしていて主役の綸太郎よりも目立っている(笑) -
2020/03/14読了
#このミス作品18冊目
人間関係がかなり複雑で苦戦した。
謎解きも難解だが、ストーリーは面白い。
同著者3冊目の挑戦だったが
哲学的な表現が多くナルシストなのかな。 -
途中から いまいち へぇ〜