ガール (講談社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
3.55
  • (8)
  • (21)
  • (22)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 265
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (231ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私はガールでありたいという思いがそれほど強いわけではないから、作中に出てくる女性のプライドのようなものにはそれほど感情移入しなかった。

    でも、誰に対してでも自分の思ったことをストレートに伝えられる女性には憧れた。冷静に公平に。自分を卑下せずに過ごしたいものだ。

  • 初めましてかな、奥田英朗さん。読みたいと思ってたやつ、やっと読めた。面白かった。なんか、今読んで良かったって思った。すごく感情移入できた。サクッと読めて読みやすいお話でした。

  • 短編集。
    主人公は、男前でカッコいいステキな女性達。私も頑張ろって思った!

    女性だけじゃなくて男性もステキ。
    中でも『ヒロくん』、素敵な旦那さんです♡

    読み終わりはスカっとします。


    映画だと誰がどの役なのか、気になるなぁー
    2012年05月30日 00:19

  • 筆者が男性ということで、男性から見る女性の世界ってこんなにも熾烈なのかと思った(笑)
    32歳になった時にもう一度読みたい。

  • 男性作家なのに、女性の心情をこれだけ書けるのは、凄い。

  • 今の時代もうこんな人いないでしょ!!って思うようなところはあったけど、時代は変わってもガールの本質は変わってない感じ。結婚してる人独身の人、子供がいる人いない人、離婚してる人、仕事で昇進する人、仕事をしていない人、仕事をしてても辞めるつもりでいる人、同じ女でもそれぞれの悩みがあって、でもその悩みは女だからこそのものが多い。なんだか女ってだけで劣ってるみたいな気持ちになってきて、それでもやっぱりガールっていいよなあって。私も一生ガールでいる

  • 独身の頃に読んでめっちゃ泣いて、結婚したあとも、子どもが生まれたあとも、そのときの状況が違ってもいつでも何度読み返しても号泣。
    みんな頑張ってる!!!って、気持ちの良い涙が流せる。

  • 積読から。

    最初はいわゆる時代遅れでデリカシーのない男性上司陣に耐えられずギブアップしようかと思った…

    (正直何度か思った…)

    でもやっぱり共感できるところもあったりで、結局完読。


    元ガール、
    若い頃に若さ故にたくさん恩恵を享受してきたけど
    それも徐々に失われてしまったことに
    薄々気づいた年頃の女性たちの物語。

    書かれたのが結構前なのは、読んでてわかるけど
    読後感は良かったので星一つ追加。

    働く女性の背中を少しだけ押してくれるかもしれない。

    ・ヒロくん
    ・マンション
    ・ガール
    ・ワーキング・マザー
    ・ひと回り

  • 30代の働く女性を主人公とした短編集。読みはじめてずっと既視感があったけど、これブクログに登録してなかっただけでかなり前に読んだことがあったな…??(2016年のチラシが挟まってたので、たぶんその頃に)
    ただ、主人公たちと同年代になった今読むと、あるあるってことばかりでちょっと切ないながらも楽しく読めた。昇進、年下、マンション購入、ワーキングマザーと、10年近く前に書かれた話なので世の中が多少変わったりしつつも、ただただ悩みは尽きない。主人公たちが、悩みつつも逞しく格好いいので、勇気が出る。
    数年後に再再読したら、今度は微笑ましい気持ちで読めるかも。

  • ちょうど30になろうとしているわたしにはグサグサ刺さる話だった…
    いつまでガールでいられるんだろうなあ…

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥田英朗の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
伊坂幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×