六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • Vシリーズ7作目。これまでで最もS&Mの続編らしいなぁという理系的ストーリー。

  • 纐纈(こうけつ)、纐は絞り染め、纈は絞り染めにする絞り、あわせて絞り染めのこと。
    纐纈苑子って名前が出てきた。
    岐阜に多く、全国で約5,300人いると出てきた。
    どのシリーズも登場人物がとにかく名前がマニアック。

    昔に亡くなった纐纈苑子のことを思い出す。

    言葉にすれば、それだけのことであって、事実も、それ以上でもそれ以下でもない。けれど、練無の心の中には、まだ完全には治らない小さな傷があった。もしかしたら、今頃そこには、小さな真珠ができているかもしれない。見てみたいのもだ、と練無は思う。

    心の傷も真珠の元という考え方は、楽になれる。

  • 4

    文庫本で読了。

  • 今まで読んできたVシリーズ作品では平凡だった.これまでのどの作品にも,なにかこれと輝く要素があったのだが,今作では,おそらく紅子の過去や科学者としての生き様がそうなのだろう.

    物語そのものは大変綺麗に収束したのだが,どうにもあっさり過ぎるという感想を覚えた.
    良く言えば,物語として大変素直で,シンプルということだろう.

  • Vシリーズ第7段。 館ものに学者……「不定だ!」 …すみません、取り乱しました(汗) Vシリーズは本当にヤバイな。魔剣天翔からの突っ走り感がすごい。 練無のあのお話がここにきて繋がる。こういう伏線も、森作品ならでは。 それにしても館ものというのは、不思議な魅力を持っているなと再確認。そんなに数を読んだ訳ではないが、館ものでしか感じない一種の閉塞感や緊迫感、そして独特の雰囲気が少し理解できた。 加速度的に魅力を増す瀬在丸紅子。Vも残り3冊。 とりあえず紫子さん、ええ感じでした。 『竹本、楽しい』

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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