恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits Vシリーズ (講談社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 以前読んだ四季シリーズが好きだったのと、クルーズ旅行をすることになったのでクルーズが舞台のこちらを読んだ。

    キャラクターが浮き立つこの手の小説を久しぶりに読んだからか、いまいち入り込めず思ったほど面白くなかった。

    梨枝、怜人、瀬在丸紅子、小鳥遊練無、紫子、保呂草を巡る物語。最後にあっとさせられるのは森作品の醍醐味か。

  • Vシリーズ6作目。前作読んでないとこれは面白くない。途中からこの話は解決しないで自作に続くんじゃないかと不安になったが最後怒涛のドラマチック。

  • 保呂草潤平の回とも呼べる作品だと思った.これまでの五作を読んでいると,羽村という謎の建築士の正体について考えを巡らせることが出来た.
    タイトルにある通り,恋の物語でもある.複数人の恋愛が,決して交わらずに語られる.やっぱりここにも,シンプルで,スリリングで,スパイシーな要素が散りばめられていて,それが読んでいて楽しい.

  • Vシリーズ第6段。 騙しに騙され、騙され倒した感。後半戦に入り、ギアチェンジ。 序盤の流れはすごく素敵。いつも序盤のまったりした雰囲気は好きだが、今回は少し趣向の違った雰囲気で良かった。徐々に明らかになる瀬在丸家の過去、そして謎の多い人物たち。事件よりもそちらの方が気になってしょうがなくなる。 人の本当の価値とはいかなるものか。その基準となるものは様々あろうが、瀬在丸紅子から教わることは多い。 「立ち上がりなさい。人の誇りを持ちなさい!」

  • Vシリーズ第6弾。
    大型客船が舞台。
    最初からいろいろ騙されてるんだけど、改めて読み返すと確かに矛盾はないという・・・
    おもしろかった。
    でも、ちょっと複雑。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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