あらすじで読む世界の名著 No.1 「あらすじで読む名著」シリーズ (中経出版) [Kindle]
- KADOKAWA (2011年12月27日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (219ページ)
感想・レビュー・書評
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「一度は名前を聞いたことがある」というレベルの有名作品の、あらすじだけをまとめた本。
正直、これは文学への冒涜なんじゃないかと思う。
が、これが実に面白いんですよ…。
名作は、あらすじで読んでも面白いから名作なのかな、とか思ったり。
もちろん、まとめ方が非常に上手いのもあります。
wikipediaみたいに機械的に筋を追うのではなく、ちゃんと各作品の雰囲気を再現することにも力を注いでいます。
なので、あらすじ自体をきちんと一つの物語として楽しむことが出来ます。
また、時代背景や作者の略歴を、簡素ながら解説してくれてるのも非常に良いです。
さすがに細かい人の情緒なんかは分からないので、「なんでここで死んじゃうの!?」みたいなシーンも結構ありますが…。
いやあ、どうなんでしょうね、こういうのは。
「良い本です。おすすめ!」とは言いづらいです。
これに限らず、漫画やアニメのまとめサイトとか見てると、
「いやいやちゃんと原典に当たりましょうよ」って思っちゃうし。
とは言え、この歳になって「罪と罰」やら「嵐が丘」やら、さすがに読まないしなぁ…。
これを読んで「分かった」気にならなければ、アリなんじゃないかと思います。
面白いかどうかで言うと、間違いなく面白いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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