フィンランド流「伝える力」が身につく本 (中経出版) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 人のせいにしない。まず自分で工夫をする。論理的は割と個人的。相手に合わせた論理的が必要。人の意見は「主張・価値・信念」から成り、この内価値と信念は否定してはいけない。何が正しいかではなく、正しいと思う根拠を考えさせる。意見を求めるのではなく、質問を求めることで深く考えさせ、主体性を持たせる。「学校の教室は『社会』です。いろいろな人がいて、いろいろな考えがあるから、わかりあえない。わかりあえない中で、人間関係をつくり、わかりあえないから衝突を繰り返す。その相互作用で、子どもは成長していくのです」

  • 分かってもらおうというのが、そもそも間違い。
    人それぞれ価値観や経験値、立場も違うので、理解し合えるわけがない。
    相手に受け止める皿がそもそもないのだから。
    こちらからは相手に受け止めるもらえるような話のプロセスを組み立てて、ただお願いすることしかできない。
    気になったこと→常識や道徳を盾に上司が怒りを部下に伝えるなんて、人間関係が一気に崩れる悪行。言った方は相手を貶めてスッキリするだろうが、自尊心を傷つけられた人間の恨みは深くなるので要注意。

  • 多様化の時代と言われる現代だからこそ、身につけたい「グローバル社会のコミュニケーション術」について書かれた本。

    人間関係は「わかりあえない」状態からスタートします。最初はわかりあえないからこそ話をしていき、お互いの差異を認めて歩み寄ることがコミュニケーションの基本です。そのことを本書は教えてくれます。

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著者プロフィール

監修者について
テスト開発技術者。星槎大学共生科学部客員教授。
いろいろな国の教科書の制作や国際的なアセスメントの開発に携わっている。

「2022年 『99%の小学生は気づいていない!? 課題解決のヒケツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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