冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫) [Kindle]

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レビュー : 12
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感想・レビュー・書評

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  • そういうことかと納得。ずっと菅原の下の名前が出てこないので、気になっていたが、まさか榊までとは。うまい具合に騙された。最後の方は面白かった。

  • みんな次々にマネキンになっていくし
    一人一人の追い詰められ方も見ていて苦しくなって
    読み進めるの躊躇うことが多かったな

    特に梨香ちゃんの1番読んでてゾッとした
    あのシーンは本当にホラー

    そして鷹野は本当にイケメン
    でもやっぱり1番は榊くんだよね
    ずるいけど憎めないから困ったもんだ

    人間誰にでも弱い部分はあるし
    読んでて刺さるところが多かったな
    最終的にはハッピーエンドだけど
    ちょっと怖かったから星3にしました

  • またとんでもないものを読んでしまった。

    これがデビュー作とは恐るべしです。
    私はこの順番に読むとより楽しめるという順番で読んでいるので、出版順ではない読み方だったのですが、これが一作目なのですね……。知りませんでした。
    スロウハイツの時にも思いましたが伏線回収が凄すぎます。
    今回、珍しくも予想していた展開になり、それはそれで嬉しかったのですが、ただただ(やっぱり)では終わらせないのが辻村さんの作品なのかもしれません。

    関係ないのだろうと思いますが、登場人物の名前に、作家さんの名前が多く出て来たところが気になりました。
    (森)博嗣、梨香(梨木香歩さん?)、桐野(夏生)、角田(角田光代さん?読みはつのだ)
    こじつけですが、昭彦は辻村さんが好きだという京極夏彦氏の作品中禅寺秋彦から来てるのだろうか?というところまで考えてしまいました。でも特に言及はされていないので、考えすぎかしら。

    結末というか、どうしてこうなったかというそもそもがなんとも言えない。

  • 菅原榊って!!!まったくもってやられた。そういうことか。
    終盤、回想シーンが多くてなかなか話が進まない辺りでちょっとテンションが下がってしまったのが残念。

  • 一気に読んでしまった…………よかった…………こ、これを初期に書き切れる精神が信じられない………いい意味で………
    ハラハラしてぞっとしたりして、けれどわざとらしいホラー要素ではなく、ひんやりとしていた。描写がすごく丁寧だから、生々しい感情も避けずにちゃんと触れているのに気持ち悪くない。

    なんであの人は回想あんなに長いのかと疑問に思ったよー!そういうことかよー!
    自殺したのが誰かはちょっと途中で予想したけど、それじゃあもうひとつのタネが説明できなかったから違うんだと思ってた。やられました。


    誰かの傍にいること。傷つけること。大切だと思うこと。決して悩みが綺麗に消えたりはしない。忘れたくないことも薄れていく。
    自分を大切にしてくれるひとと、それから自分と、ちゃんと向き合いたいなあと思いました。

  • めっちゃ面白かった。ホラーな感じだけど、8人それぞれの描写が細かくて、 読み応えありあり。一応皆は出られてその後それぞれの人生を送るのだけど、エピローグの意味が…。どう理解していいやら。

  • 2014/12/12 再読完了。
    さて、この本のジャンルは何になるのだろうか?
    ミステリーってほどミステリーでもないし、恋愛要素もあまりないし、ハラハラドキドキもしないし・・・
    第一出てくる登場人物に感情移入できない。
    こいつらとは絶対仲良くできないだろうな・・・っていう出来すぎた人間ばかり。
    2回読んだが、この本だけを読んだ感想はこんな感じ。
    だが、これがこのあとに読むスピンオフ的な作品に非常にいい影響を及ぼしてくる。
    みんなそれぞれにいいヤツだし、好きになる人間ばかり。
    後々の作品で泣けるし、ハラハラするし、ホントあとで効いてくる。
    この作品が好きな人には失礼ないいようだが、この本は
    「壮大なプロローグ」
    「かなり長い登場人物紹介」
    というポジションが僕の中での印象。
    狭くとらえればあまり面白くなかった本。
    広くとらえればとても必要な本。
    という感想。
    このあと読む短編が非常に楽しみである。

  • 初読では気が付けなかったそれぞれの痛み。友を失ったモノ、理解をえられず苦しむモノ。煩雑な家庭に頭を悩ませるモノ。共感はできないが、「痛み」という共通点を持って、思いやる。その人間関係が正しいかどうかはさておき。高校生という、大人でもなく子供でもないビミョーなお年頃特有の閉塞感を漂わせながら物語は進む。かつての自分がそこにいるような錯覚を抱きつつ、『生きるのを、諦めるな』と。

  • 長すぎる。。。上下でよかったような。。。

  • 2013 9/7読了。Kindle版をiPhoneで読んだ。
    上下巻いっき読み。
    これまで何度も、辻村深月は長いけど読み始めたら止められなくなる危険物と思い知る経験はしてきたはずなのに、またつい読み始めてしまい、結果徹夜することにorz

    大雪の中、誰もいない校舎の中に閉じ込められた仲のいいクラスメイトたち。
    秋に起こった自殺事件の影に覆われながら、誰が自殺したのか、閉じ込められる原因になっているのは誰なのかがわからないまま、一人またひとり消えていく。

    ・・・「精神世界に閉じ込められる」ネタはレベルEだなー、と思ったら引用元もレベルEと被っててまさかレベルE読んで考えたんではあるまいな・・・とか思いつつ。
    自殺者ネタはちょうど同時期に読んだHEROさんの短編にもあり、あっちは後味がひたすら悪かったけど、こっちは後味はそう悪くない。
    誰が死んでいるのかは途中から気づいていたけど、榊先生のこととかまるで気づけなかったところもあり、でもあらためて読み返せばそんなのまるわかりでもあって、とても悔しい。

    それにしても、この調子だと手を出すたびに徹夜することになりそうだな、辻村深月・・・気をつけて臨もう・・・

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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