セメント樽の中の手紙 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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レビュー : 7
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感想・レビュー・書評

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  • こんなにもホラーな小説とは思いもしなかった。
    あとから、じわじわとくる恐怖感。

    大正後期でも、金儲けのためなら労働者の尊厳など、どうでもよかったのか。いつの時代でも同じだ。
    その労働者は安い賃金で懸命に働く。

    プロレタリア文学の代表的な作品。

  • Kindle無料版にて。
    どなたかのレビューで興味を持ったので読んでみた。
    まあこういう事故は今でもまああるであろうが、事故はさておき怖いのはその恋人。
    なんだこれ。
    狂ってるなあ。
    手紙の最初のほうはまあわからんでもなかったが、終わりに近づくにつれジワジワと。
    狂ってるわ。
    この恋人とやらはたぶんすぐにこのことを忘れて、普通に生きていくんじゃないかな。
    狂ったまま。
    いやむしろ手紙を入れた時点で、もうすでに忘れてるかもしれん。
    狂ったまま。
    怖い。

  • 与三は女工に手紙を書かないであろう。

    ただ、へべれけに酔うだけ。
    子どもを無計画に7人も作っている。
    だから搾取され続けるのだ。
    与三のような労働者達にこそ読んでもらいたい小説ではあるものの、そういう類いの人達は小説を読まない、というジレンマがプロレタリア文学にはある。

    資本主義への批判であるのはもちろん、
    頭の悪い(失礼)労働者への批判ともとれる。
    与三がペンを取るエンディングを読んでみたい!

  • 能登麻美子おはなしNOTE 2016/07/02更新

    女工が恋人のセメントがいつどこで使われたのかを知りたがったのは、それが彼の葬られた日、葬られた場所だからだ。彼女は彼を棺に入れ、死に化粧を施し、死に水を与え、火葬で送ることができない。せめて、恋人がどこへ連れて行かれたかを知りたいのだ。

    予三にとって、七人目の子どもは希望ではない。彼の子ども達は、貧しくいつ死んでもおかしくなかった彼の両親であり、いつ死んでもおかしくない彼自身であり、死んでしまった女工の恋人であり、悲しみに張り裂けた心を手紙に託すしかなかった女工だ。予三の子ども、予三の未来は、いつ死んでもおかしくない所から、抜け出すあても見つけられない未来だ。

    プロレタリア文学ってすごいな。

    黒ごま豆乳かぁ。

  • 悲劇、なんだろうな。よくない。

  • はい。セメント樽の中に、夫を失った女の人の手紙が入っていたんです。このセメントにあの人が混ざってます。とかなんとか。
    何でセメント樽の中なのか。そうするより他にやりようが無かったから。
    人は労働のコマでしかない。人格なんて露も重んじられることがない、そんな世界で働く人々の当時の現状をセメント樽の中の手紙はよく表している。
    どうしようもなくやりきれない気持ち。生きていくための枷。
    何もかも打ち壊してしまいたいなあと言ったところで…

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