人間失格 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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レビュー : 170
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (284ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 日陰者という表現が作中にでてくる。人間は、光と闇の人間に分かれるという話をきいたことがあるが、まさにそれだとはっとなった。道化にしても自然とそうなるというところに共感した。私自身も「人間失格」に近づいているのかもとか思ったり。太宰に惹かれる人がいる理由が少しわかった作品だった。

  • 2017/09/09
    読むのは2度目。日本語も、生きることもおぼつかない中学生の時に初めて読んだ。その時と比べると、意味が分かったし、含蓄のあることを言っていたと思えた。
    特にわくわくはしなかったけれど。だから星3

  • タブレットで初めて読んでみた本。紙の本では既に読んだことがある。

  • 数年前に読んだ時は、主人公葉蔵のことを特殊な人物として読んだけど、今回読んで、あぁ、普通の人だったんだなと思った。だからこそ社会から人から逸脱していくのがおそろしく感じるお話ではあるのだけど。

    “無垢の信頼心は、罪なりや„

    “神に問う。無抵抗は罪なりや?„

    無垢なままでは生きられない悲しさや、処世術を身につけていっそう深まる本心との乖離とか。

    この小説は自分のほの暗い感情への共感と肯定とそこまで逸脱していないという安心感のバランスの上にある小説なのかなと思った。

  • 大学を卒業してから初めて読んだ。
    こんなに感想が書けない物語には出会ったことがなかったかもしれない。
    なぜなら、あまりにも生々しいからだ。

    客観的に主人公を捉えると、小さい頃は人気者だったけれど次第に取っつきづらくなって最後には酒や薬物に溺れていくという、もし現実にいたら関わりたくない人だと思った。
    ただ、この人を嫌いにはなれないのは、人を愛していることが伝わるからだ。
    相手を慮るが故に、相手を否定できず、自分を主張できないという、不器用な愛しかた。
    そして考えすぎるのは自分も同じで、他人事に思えないから楽しく読めない、生々しい。

    一年おきに読み直して今の生き方と照らし合わせながら、反面教師にして生きていきたいと思った。

  • 幼少の頃に誰かが彼を救えていたらもっと別の未来があったかもしれないと思わずにはいられない。
    今に限らずどの時代にも社会に適合できない人は存在したんですね

    読み終わったあとに一番最初に書いてある3枚の写真の所を読み直すとなんともいえない気持ちになります

  •  手持ちの新書・文庫のストックが尽きたのでiPhoneの青空文庫で文学作品を読む。『蟹工船』に次いで二度目だが、これも短めなので特に苦もなく読めた。

     内容については今更紹介しないが、正直こういう作品をどういう姿勢で読めばいいのかわからない。主人公は自分とは全く異なるタイプなので共感はしないが、何度も生まれ変われるなら一度はこういう人生を歩んでみたい気がしないこともない。とはいえ、太宰治には熱狂的なファンがいるというイメージなので、好きな人は好きなのだろう。

  • 終わりが意外とあっけなかったのが印象的でした。
    人間を失格になると、後には何も残らず、過ぎていく日々に身も置けず、少しずつ死んでいくのかなぁ、というのが一番の感想です。

    ただひたすらに、それほど深みもない泥の中に、自ら倒れ込んで、何かがあればもぞもぞと動いているフリをしているようなそんな印象です。

  • 人間と癈人って結構近い存在なんだろうな と

  • 2017/5/8-10読了。二回目

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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