人間失格 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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レビュー : 165
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (284ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 恥ずかしながら初めて読みました。もっと早く読むべきだった。この話に感銘を受けるのは、もっと若い人だろう。学生時代に読んでいれば、違う感想があっただろうなぁ。
    大きな声じゃいいにくいけれど、主人公は贅沢でわがままだと思う。まぁ、だからこそ「人間失格」なのかもしれないけれど。
    読む前は、重たい小説だと想像していたけれど、文体がテンポがよく読みやすい。言葉の選び方も多彩で、あきさせない。

  •  言わずと知れた著者の代表作。全体はほとんど陰鬱な雰囲気に包まれている。主人公は変わり者の自覚があり、世間からはぐれて不良な脱落者となるが、何人かの恋人や、悪友、親戚を通じて、かろうじて一縷の関係を世間と保つ。そんな、世のアウトサイドにいる主人公の物語が『人間失格』。
     この物語は雰囲気が陰鬱だと言ったが、明るいと思えるシーンが例外的にある。それは主人公が、タバコ屋の生娘に恋するシーンである。その娘、よしこは、奇跡的に純朴な女の子だった。
     よしこと出会った主人公は、その縁(えん)により自分が一廉の、人前に出ても恥ずかしくないものになれるかも、とほのかな自信を持つが・・・・・・。
     
     よしことの出会いから終わりまでの一連のシーン。幸不幸の対照が鮮烈です。わたしはそこがいちばん印象的だと思いました。

  • 落ちるとこまで落ちたのか、と思いきや、そこからのし上がり、『走れメロス』などの名作を手掛けた太宰治という人物にとても興味を惹かれました。自叙伝でもある『人間失格』は、太宰治作品を読み始める方にはまずお薦めです。

    Jan. 22, 2016

  • 「僕には安全合法の柵の中のカラクリが分からないからかえって不安で
    いっそ非合法の原野で野垂れ死ぬ方が気楽に思えるんだ

    生まれついての日陰者
    生まれついての犯人意識」

    この感覚に強く共感する
    太宰の鬱々とした暗さが愛しい

  • 女の間を渡り歩き、
    何者も目指さず、
    何も成さず、
    流されるままに生きる。

    そんな堕落した生き方も、有なのかもしれないと、
    読んでいる間は思いました。

    しかしラスト、主人公が一個の独立した人格としてさえ
    みなされないとなると、
    やはり、この生き方は見習うべきではないな・・・
    と思いました。

  • 自分は、人間を極度に恐れていながら、それでいて、人間を、どうしても思い切れなかった
    世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きて来たのですが、しかし、彼にそう言われて、ふと、「世間というのは、君じゃないか」という言葉が、舌の先まで出かかって、彼を怒らせるのがイヤで、ひっこめました。
    忘れかけると、怪鳥が羽ばたいてやって来て、記憶の傷口をその嘴で突き破ります。
    ただ、一さいは過ぎて行きます。

  • 今まで読んだことがなかったが、Kindleで無料なので読んでみた。
    何も救いがなく、ちょっときつい。今まで読んでいなくてよかったと思う。

  • 読み返すほどになんだか芯に触れるものを感じます。
    この作品には感想を持てない。言葉にすることが出来ません。

  • 太宰治作品。
    主人公の人との付き合い方は一部共感できる部分が
    あるが、全体的に重たい内容の小説

  • 自分が主人公だったらもっと上手に生きていくだろうにと思わずにいられない。

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著者プロフィール

1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

「2019年 『太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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