セロ弾きのゴーシュ [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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  • チェロ奏者のゴーシュの成長を描く。
    短いのですぐ読める。

    ゴーシュは楽長に、音に表情が無いと叱責される。
    自宅で練習に明け暮れる中で、毎晩動物たちが訪ねてきてはゴーシュの演奏と時間を共にする。

    その数日間で感性が磨かれ、本番の舞台で活躍する。

    最後のセリフは完全自己完結。そりゃゴーシュ個人は終わり良ければ全て良しで、物思いにふけって出たセリフだろうが、ネコやカッコウにした仕打ちは無かったことにはならないぞ(笑)

  • 小学校のころ影絵で見た記憶がありますが、話を覚えていませんでした。

    猫への対応はなかなかに残虐なものだったと思うのですが、
    演奏会の後、なぜかっこうにだけ謝るのだろう、猫には?と疑問が残りました。

    様々な解釈の余地がある話です。
    短い作品ですが面白かったです。

  • 音楽が関わる作品はやはり好きだな
    練習した成果出るのもすごく良い

  • 青年、楽器、挫折、動物との触れ合い、救い、練習が実る

  • 動物が一生懸命な事にはっとしました。
    そういえば、動物はいつも一生懸命だ。
    最初は頑なだったゴーシュも、それに気付いたのかなと思いました。

  • 動物達との夜な夜なのやり取りが
    結果としてゴーシュの練習となり気づきとなり
    アンコールで素晴らしい演奏が出来るようになったお話。
    動物達の会話は可愛らしい。

    ただ、最後のかっこうへの言葉が理解できなかった。
    いろんな動物が夜毎来たなかで、
    なぜかっこうにだけ言葉をむけたんだろう。

  • いいねえ、なんだかホンワカする。モノの善し悪しの本質はやはり自然に隠れているのかなあ。

  • 毎晩のゴーシュと動物の掛け合いが面白くて、 夢中になってしまいました!

    そしてセロ(チェロ?)を夢中で弾いていましたが、あの時、僕は何事も努力が必要だと言うことを強く感じました。

  • これが生涯で一番最初に読んだ宮沢賢治の作品だったと思う。
    子供向けの雑誌に掲載してあったのだ。ひじょうに変わったストーリーだおもった。「インドの虎がり」という音楽はどんなに怖い音楽だろうと印象的だった。

    いま、賢治の作品を読んでみると、たいへんビジュアルに情景を描く作家だということが分かる。ゴーシュにいたずらされて、目から火花をちらして駆け回るネコ、食べてやるとおどされて窓ガラスに何度もぶつかりくちばしから血を流すカッコウ。

    ゴーシュのいらいらした気持ちが動物たちとあつれきを生む。でもかわいらしいたぬきの子供にこころがほぐれ、おどおどしたねずみのおかあさんが現れたときには、パンをやるなどの優しさが出てくる。

    そして、大事なことは珍客だとおもっていた動物たちにじつはゴーシュが助けられ、音楽の技術が飛躍的に状態したことだ。いや、もっといえば彼の人間性がはぐくまれ、人格に深みがでてきたのだ。賢治ワールドを体験するにはおすすめ。

  • 下手なセロ弾きのゴーシュが家で練習しているうちに次々と動物が訪ねてきてその動物とのやりとりをしているうちにいつのまにかうまくなっていった。三毛猫、カッコウ、狸、野ねずみ。こんなにつきはなすような言い方だったのか。こどもの頃読んだときはあんまり感じなかった。リズムがいいのかな。

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著者プロフィール

1896年、岩手県花巻生まれ。中学時代から山野を歩く。1921年から5年間、花巻農学校教諭。後に羅須地人協会を設立し農民の生活向上をめざす。晩年は肺結核が悪化、最後の5年は病床で作品の創作や改稿を行った。

「2021年 『農民芸術概論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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