父帰る [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 誰の目線で見ても面白い短話。それぞれに捨てられないものを厭いながらも悩み生きている。

  • あらすじは知っていたんだけど、読むと生々しい。毒親の一種で記憶のある子供だけが苦しむんだろうな。

  • お兄さんのもどかしい心の変化に、心がぎゅうとなった。

  • 父を許さない兄が、いよいよ出て行った父を見て家族が泣くのに際し、連れ戻せと叫ぶ。しかしどこにもいないと聞くや否や、いないことなどあるかと叫ぶ。あの最後の一文に全てがある。

  • .

  • てっきり出征していた父親が帰還する感動の話かと思ったら、借金し女を作り家出した父親が20年ぶりに帰ってくるという話だった…
    なんだ…

    ずっと家庭を支えてきた長男の気持ちになるとこの再会に感動するどころか憤りを感じる。残された家族は、どれだけ苦労し努力してきたのだろう。

    ただ、当時の風潮なのかも知れないが、母親は愛する人(愛してた人) の帰還に驚きとちょっと感動を隠し得ないような雰囲気がある。どれだけ苦労していても情に負けそうな感じがする。
    長男は母親のことを思い、結局父親を呼び戻すことにする。親に翻弄される子がここにも…やっぱり無償の愛とは子の親に対する愛だ。

    そして、どうなったんだろう。
    父親はもしかしたら幽霊だったのだろうか。
    続きがあるのだろうか。
    色々憶測を呼ぶラストだった。

  • 親子の情はいつ生まれるのか。それはいつまで続くのか。お父さんを見つけてハッピーエンドになって欲しいな。

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著者プロフィール

菊池寛

一八八八年(明治二十一)香川県生まれ。本名・寛(ひろし)。第一高等学校を中退後、京都帝国大学英文科に入学。芥川龍之介、久米正雄らと第三次、第四次『新思潮』に参加。京大を卒業後、時事新報社に勤務するかたわら小説を発表、『無名作家の日記』『忠直卿行状記』『恩讐の彼方に』などで世評を得る。一九二〇年(大正九)に発表した『真珠夫人』が成功をおさめ、以後、約五十篇に及ぶ通俗小説を発表。その他の小説・戯曲に『父帰る』『藤十郎の恋』『蘭学事始』『入れ札』などがある。雑誌『文藝春秋』の創刊、文藝家協会の設立、芥川賞・直木賞の創設、映画事業への参画など、多方面に活躍した。一九四八年(昭和二十三)死去。

「2021年 『受難華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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