高野聖 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (69ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 美しい日本語。言葉の使い方が凄すぎ。

  • 文章も物語も良かった。普通に読んでて面白くさすが名作。

  • 泉鏡花は明治から昭和にかけて活躍した小説家。

    ジャンルは何になるだろう?怪談か怪奇小説か。ウィキペディアでは幻想文学となっている。
    どれも当てはまる。
    魑魅魍魎、魔術を使う女とその身の上の憐れ。心清らかであるがゆえにその身を持ちこたえた若き僧侶。
    のちに、僧侶が行灯のあかりの元それらを語り出すのである。

    この作品を読もうとすると、続々と知らない言葉が出てくるので難渋すると思いきや、その畳み掛ける漢語がかえって恐ろしさに味を出す。
    リズムが生まれ心地よく物語世界に引き込まれる。

    電子書籍は便利なもので、そこここで解らぬ漢語を辞書機能を使い随時に調べることができる。
    しかし調べなくても遜色ないのだ。漢字というのは初めてお目にかかったものでも朧気ながら意味を推察もできる。目で追ってゆくだけでも、何やら賢くなった気持ちすらする。
    文章は固くても色香のただよう小説。

  • この前、幻想小説の話になった流れで、泉鏡花の代表作を読んでみた。他の人のレビューを見てもやっぱりインパクトが強いのは、森でヒルに襲われるくだりだよなぁ、と。
    なぜか白痴の頭の中のイメージが、鬼畜島のランドセル背負った不気味な男の子で再生されてた。

  • 始めての泉鏡花作品。
    1900年の本なんで文語体で書かれてるかと思ったけど、口語体で読みやすかった。
    艶かしい怪異譚でした。

  • 住職の高まり具合がすごくいい。

  • 「高野聖」(泉 鏡花)[Kindle版]を読んだ。素晴らしい。酔っぱらっちまうほどに妖しく美しい ぞ。

  • 文体が独特。読んでいて呼吸がなかなか合わなくて苦労した。

    でも情景をあらわす描写が秀逸で、蛭の森を突っ切る場面のあたりから完全に心を掴まれた。
    白痴、婦人、親仁と、一見無害そうだけど妙な感じのする人たちが次々と登場してきて、なんだか居心地の悪さを感じながらも、僧がどうなってしまうのか気になってどんどん読み進められた。

    婦人の理不尽な力にゾッとするも、最後には物語から数十年経った僧が立派に山道を登っていく後姿が目に浮かんで胸がスッとなる、不思議な読後感だった。

  • 旅行中に読んだ本 その一
    泉鏡花著『高野聖』『夜行巡査』『外科室』『義血侠血』『化鳥』。
    どの作品も活動弁士が語るような、演劇のセリフのようなリズムがある。
    高野聖が一番おもしろかった。日本まんが昔話的なファンタジー。夏休みに放映される、ちょっと怖めで大人向けの回な感じ。
    それはそうとKindle便利。荷物がかさばらなくて良い。

  • 文章が綺麗との評判を聞く泉鏡花は初めてだったのだけど、読みにくかった。読みやすい本ばかりに触れすぎてるのかな、情景がイメージしにくいというか、文意が頭に入ってこないというか。

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著者プロフィール

泉鏡花(いずみ きょうか)
1873年11月4日 - 1939年9月7日)
石川県金沢市生まれの小説家。本名は「泉鏡太郎」。明治後期から昭和初期にかけて活躍。尾崎紅葉『二人比丘尼 色懺悔』を読んで文学を志し、上京し本人に入門、尾崎家で書生生活を始める。師弟の絆は終生切れることがなかった。
1893年、京都日出新聞に真土事件を素材とした処女作「冠弥左衛門」を連載。以降、『夜行巡査』、『外科室』、『照葉狂言』、『高野聖』、『婦系図』、『歌行燈』などの作品を残す。1939年に癌性肺腫瘍のため逝去、雑司が谷霊園に眠る。その後1973年に「泉鏡花文学賞」が制定され、1999年金沢に「泉鏡花記念館」が開館。

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