坊っちゃん [Kindle]

著者 :
  • 2012年9月27日発売
3.75
  • (42)
  • (70)
  • (69)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 648
レビュー : 85
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (91ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 夏目漱石と言えば「坊ちゃん」、「坊ちゃん」は誰が書いた作品かというクイズに答えられない日本人は少ないだろう。

    にもかかわらず、こんな文学の直球ど真ん中の作品を、実は今まで読んでいなかった。いや、夏目漱石以外でも、著名な文学作品を実は、ほとんど読んでいない。

    そういうのを少し時間を作って、今さらながら楽しんでみるのもよいかと思い、手始めに読んでみた。そういう読書に、青空文庫はありがたい。

    夏目漱石の作品は、人の心の描写が絶妙だなと感じる。
    坊ちゃん、お笑い娯楽小説的でもあり、勧善懲悪的でもあり、楽しめました。こういう人間模様って、全然現代でも「あるある」ですね。

  • 破天荒新卒。

  •  夏目漱石が処女作である『吾輩は猫である』の翌年に発表した初期作品。かなり短気で直情径行で喧嘩っ早い、いわゆる江戸っ子気質な若者が主人公となっているが、実際江戸で生まれた夏目漱石自身やその周りにこういう人物がたくさんいたのだろうか。だとしたら江戸は大層疲れる街だったろうと思う。

     これまで読んだ漱石の作品と違って「おれ」の一人称で語られるが、その語りの中で彼が周りからどう見られているかが伺い知れる。順序から言えば前作も「吾輩」だったので最初は一人称スタイルを好んで、あとで三人称に変わったのだろう。

  • 夏目漱石の小説は口語体で書かれているので、現代人にも読みやすい。本書も有名な作品であるが、全部を読んだことがなかったので、読んでみた。読みやすくていいね。それでいて面白い。普通にエンタメ小説だった。坊ちゃんのいい加減ながらも人情を感じさせる行動に惹きつけられるものの、あまり深く考えずにストーリーを素直に楽しむのが良いと思う。

  • 悪口が出るわ出るわで主人公の言葉の言い回しが面白かった。

  • 仕事の鬱々した気分を吹き飛ばすなら坊っちゃんを読むのが一番!「だから清の墓は小日向の養源寺にある。」の最後の一文は名文中の名文だとほんとに思う。

  • 話の展開が予想外の方向に進んだり、最後に驚くような結末を想像していたため最後までリズムよく進んでいくテンポに爽快感とドキドキした気持ちを感じた。坊ちゃんの真っ直ぐで少し頑固な性格がとても愛らしく人間らしくて好きだった。一方で赤シャツのような人もいれば、うらなり君のような人もいるのが現実世界。現実世界と理想のギャップ、また自分とは考え方や性格がまるで違う現実世界での葛藤がリアルでとても(いい意味で)歯がゆかった。坊ちゃんの清を想う真っ直ぐな気持ちと、清が坊ちゃんを想う真っ直ぐな気持ちが素敵で多少生きづらい世の中であっても、このような素直な気持ちと現実世界に向き合う強さを自分自身を忘れないようにしたいなと思った。

  • 親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。中学生の時に読んだこの出だしだけは覚えている。子供の時は面白く無かったこの小説も、今読んでみると、痛快で最後まで面白く、一気に読み終えた。

  • せっかちでときにはそそっかしい、けれども義理堅い主人公の性格にとても共感を覚える。べらんめえ調の描写も味わい深い。

  • 昔も今も職場の人間模様はそんなに変わらないのかもしれないです。複雑極まりないこの世の中で、真っ直ぐに生きるのは多分生きづらいのですが、坊っちゃんは真っ直ぐながら実に痛快に生きているので、読んでいて元気になります。

    モヤっとした終わり方の本とは異なり、コスいことばかりしている赤シャツと野だを捕まえて攻撃したうえに四国を去って終わるのが奇想天外で爽快。これって傷害事件ものじゃないかと思えますが、土俵の外で戦って爽快感を残す作品はなかなか読めません。他の作品も読んでみたい。

全85件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

坊っちゃんのその他の作品

夏目漱石の作品

この作品に関連するサイト

外部サイトの商品情報・レビュー

坊っちゃんを本棚に登録しているひと

ツイートする