夢十夜 [Kindle]

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  • 2012年9月27日発売
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レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (85ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 奇妙な夢の話。一つ一つが短くてあっという間に読めるけど、一つ一つの話を深く理解するには相当な知識と教養がないと難しいだろうね。
    1番好きなのは1話。ロマンチックで素敵。

  • 夏目漱石って、こんなに綺麗な文章を書く人だったのね…(今までただのめんどくさい文章を書く人だと思っていてごめんなさい)「夢十夜の装丁はこんな感じがいいなあ」みたいなことを思いながら読んでいた

  • なんとも不思議な短編集。近代の世にも奇妙な物語。けど一つ一つの話の中には、直接的には触れないものの生死、孤独などのような深いテーマがあるようだった。きっとこの作品は夏目漱石が書いてみたいストーリーを型枠にとらわれずに描いた実験的な作品なのではないかと考えた。(この考えは後に読んだ文学研究家さんのサイトにも書いてあった✨)短い作品の中にも人や世の動きなど描写が細かくて脳の想像力が働き、夏目氏の才能に感心した。

  • 幻想的で難解。
    第一夜は綺麗で素敵。
    第十夜の豚はちょっとシュールだけど、なんか好き。

  • 本当に誰かの見ている夢みたいな、ヤマやオチがない話なんだけど、長い詩のように読めてしかもやさしい。
    あまり濃淡や強弱はないけど、時々儘ならないことがあると夢十夜を思い出して読んでしまう。
    第一夜は特に美しい。

  • 何度か読んだんですけど割と夢のない考え方をする方なので意味が良くわからず、解説サイトを探してしまいました。
    しかしながらそれでも、第一夜・第三夜・第五夜・第九夜の世界感はいいなぁと思った。

    第一夜
    100年待っていてくれと言って死んだ女が100年後に百合になって現れ再会するという話。
    百合=100年目に会うということの象徴、という説や
    100年の時=死であり、死んでから再会できたのだという説が好きです。

    第三夜
    子泣き爺かなと思ったら、日本に子泣き爺が初めて紹介されたのはこの話が書かれた30年後(柳田 国男によって)と知ってびっくり。
    盲目で達観した子供は漱石の父親をイメージしており、夢の中で盲目と言うと去勢を意味しているので、この話は漱石が自らの父親に対する想いを描いた…みたいな説が気に入ってます。

  • 正直難しかった。途中でショートショートだと気づいたが、一瞬ホラーなのかとも思った。最後に全十話がどのような形でつながるのだろうと思い読んでいたが、最後につながらずにふわっと終わってしまった。

    読み終わったあとにいろいろな人の解説を読み、奥深さに気づかせれた。張られた伏線、散りばめられたキーワード、対になっている仕組みなど。

    勝手な考察だが、このような小説の書き方の手法は当時新しかったのではないだろうか。

    過ごし時間を置いてからまたた読んでみたい。

  • 改めて読んだのですが、こりゃ皆が惹かれる訳ですな。
    上手く言えませんが、良く出来ているようで、どこか未完成というか開けっ放しの感覚で、読んだアーティストの感性に触れるんでしょうな、こりゃ。
    凡人の当方でも何だかワクワクする感じは分かります。
    うーん、やっぱり漱石は未だ超えられない巨人ですな。

  • こんな夢を見た・・・というフレーズで始まる不思議な話し。全体的にホラー要素が強かったように思える。夢というのはあいまいで、だからこそ面白く。その無軌道な進行が物語に奥行きを持たせ、さらに不思議な迷宮の中をさ迷うような感覚を再現するのだ。特に、3夜の子供を背負う父親の話しが好みだった。後半、いきなり百年前に盲人を殺した話しになるのが怖い。7夜の行先不明の船旅行の話しは、明治時代の人たちの時代背景をよく表していると思った。

  • 0002.『夢十夜』(第一夜)2016/11/02
    0004.『夢十夜』(第二夜)2016/11/05
    0006.『夢十夜』(第三夜)2016/11/07
    0007.『夢十夜』(第四夜)2016/11/09
    0008.『夢十夜』(第五夜)2016/11/11
    0009.『夢十夜』(第六夜)2016/11/13
    0011.『夢十夜』(第七夜)2016/11/15
    0013.『夢十夜』(第八夜)2016/11/17
    0015.『夢十夜』(第九夜)2016/11/19
    0017.『夢十夜』(第十夜)2016/11/21
                     全話読了

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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